恭子と玲子 vol.130 奥の部屋から…。
「しっかし…、その恰好。やたらと…似合ってるね~~。正に紅一点。うんうん。」
隼人。
「でっしょう~~。恭子のと一緒に、2着、買っちゃった~~。」
玲子。
後ろで夏輝もニコニコしながら…。
「…ん…???もんちゃん…、えらい…、嬉しそうじゃない。」
隼人。
「えっ…???あははは…。お蔭様で、お店もこの通りで…。」
夏輝。
「…なんだよな~。和さん…、これって…俺の気のせい…???なにやら…、今までの客層と…違う…ような…。」
隼人。
「そ…う…言われて見れば…、以前より、若い人たち…多いような…。まっ。繁盛この上なし。ねっ、玲子ちゃん。」
里奈。
「あ…、はははは…。」
変顔で笑いながら、夏輝と和人を交互に見る玲子。
その内、奥の部屋から、
「マスター、ご馳走様でした~。すんごく、美味しかった。ありがとうございます。」
そう言いながら、厨房にいる夏輝に手を振って…。
その客を左側で見ていた隼人。
「…ん…???」
「ありがとうございます。また是非どうぞ。」
和人。
そして夏輝も、笑顔で丁寧にお辞儀をしながらレジに向かう。
年齢からして30前の女性4人。その内のひとりが、
「じゃ、私が…。」
そして他の3人、
「うんうん、お願い。」
厨房の玲子を見て、そして和人に、
「すみませんけど…、お姉さん…貸して下さる。写真撮りたくって…。こちらのお兄さんと一緒に…。」
和人、
「あっ、はいはい、どうぞ、どうぞ。」
そう言って、玲子に合図。
玲子、
「あっ、はいはい。えっ…、良いんですか…???」
「お兄さんと一緒に、写真、お願い。」
女性。そして厨房も見えるように、夏輝も加わっての写真撮影。
その光景を見ながら、隼人も明彦、里奈、芽衣が…、呆気に捉われたように…沈黙。
「ありがとうございました。東京見物に素敵な思い出…、出来たわ。」
また別の女性客。
「これが本物だったら、凄いわよね~。マスター、ご馳走様~。」
隣の女性。
「ありがとうございました~またどうぞ~。」
和人、玲子、夏輝。
「どう…なっ…???」
隼人、里奈。




