恭子と玲子 vol.123 「出来ちゃった。」
「智香…!!!おいおい。」
和人。
夏輝も、
「…ん…???」
「何々!!!和兄ぃ…。アン姉ぇ~???」
口をぽっかりと開けて玲子。
「ん~~。後でね~~。今は~お客さんもいる…から。」
幾分、こころ穏やかではない和人…。
「…って…、おい…智香…おま…。」
「さ~てっと~賄い、賄い。」
智香子。リビングで賄いの準備を玲子と一緒にしながら…。
そこに夏輝と一緒に和人、
「おいおい、智香!!!」
「…ん…???んふふふふふ~~。出来ちゃった。」
と、にっこりした顔で…。
「出来…ちゃった…って…、おま…。もしかし…、あか…ん坊…???」
玲子、
「えっ…、ええええええ~~!!!」
思いっ切り和人の両肩を両手で叩いて夏輝、にっこりと、
「和さん!!!」
「あ痛っ。…あっ、ははは…。はぁ~~、よっしゃ。」
智香子。
「うん!!!」
「やった~~~アン姉ぇ~~キャハハハハハ。」
そう言いながら智香子に思いっ切り抱き付く玲子。
「はははは、うんうん、玲子~~。」
「そうか、そうか…、出来たか~~ひゃ~~うん。」
和人。
「おめでとうございます、和さん。智香さん。」
夏輝。
「うん、ありがと、もんちゃん。」
「よしよし、じゃ、乾杯だ。うんうん。玲子、ビール、ビール。」
和人。
「はいな。ははは…。」
「か~~、んまい。さて…、どっちか…。ははは…。そっか、そっか。ははは…。いやいや…愉快愉快。」
始終にこやかな和人。
その隣で、
「はい、もんちゃん。」
夏輝のグラスにビールを注ぐ玲子。
「こんなに嬉しい事はない。シッシッシ。後で恭子にメールしよ~っと…。」
「恭子ちゃんも…喜ぶぞきっと。」
夏輝。
「うんうん、万歳して喜ぶよ、うん。はいはい、乾杯、もんちゃん。」
「おぅ。」
「…でさ…。あんとき、鍋に…入れたの…、あれって…???」
「あぁ~、あれ…。ちょいとした…隠し味。みりんだ。味に膨らみが出る。」
「そう…か…。ねね、もっと教えて、教えて。」
「ふ~ん、いいよ。」
そんな玲子の傍で智香子。
「ふふ~ん。」




