恭子と玲子 vol.119 壁をコンコン。
ベッドにうつ伏せになり、玲子にメールを送り、
その後椅子に座り、自分の荷物を整理しながらもメールを受信。
「お~っと、来たか。」
そのメールを見た瞬間。
「うっそ!!!」
目を真ん丸にして、大きな口を開ける恭子。
「玲…子が…、真野恵里菜―――――――!!!!」
そして…、目をパチクリ。そのまま玲子の名前をポチリ。
玲子、
「やっぱり…。」
恭子、
「うそでしょ!!!」
「それは…私が言いたい。だって…今日来たお客さんから言われたんだもん。それよりこっちもびっくりだよ。あんたが有村架純なんて…。」
そしてふたり揃って、スマホ越しに、
「ぷふふふふ――――――ッ!!!!」
玲子、
「因みにアン姉ぇは、木下文乃だって~~。」
恭子、
「へぇ~~。あ~そう言えば、似てる、似てる。言われてみれば、な~るほどね~。」
「…で、もんちゃんは、私とあんたの見立て通りに、佐藤健に似てるってよ。」
「やっぱり…、私たちだけじゃなかったんだ~うんうん。」
「明日、早いんでしょ、もう寝な。」
「うん。分かった、じゃね~お休み~。」
そして恭子、何を思ったのか、壁をコンコン。
向こうからは何も反応なく、またまた壁をコンコン。
また何も反応なく、今度は、握り拳で、ドンドン。
その数秒後、恭子の部屋のドアをノックする音。
すると恭子、
「えっ…、今頃誰…???」
そして聞こえてくる声、
「恭子、恭子。どうかした…???」
「へっへっ…???…コウちゃん…???どうして…???へっ…???」
びっくりしてドアの前に行ってドアを開ける。
「どしたの…コウちゃん…???」
「何々…、どしたの恭子???」
浩二。
「…あ…、あっ…、別に、ちょっと声掛けてみたくって、聞こえるかな~~って…。玲子と電話してた後に…。」
「はぁ~~あ…???…それで…。はは…、いやいや…。」
「…あ…、ご…、ごめん…。はい。」
「くくく…。」
「何よ。」
「恭子らしいや…。」
「だから…、何でよ…。」
「声掛けてみたくって…???」
「…う…、うん…。」
「はいはい。」
「えっ…???」




