恭子と玲子 vol.118 「も~んちゃん、私、似てるって。」
「多分…、人って…、そういうもんなんだろうねぇ~。」
智香子。
「まぁな。俺だって、近くに大ファンの映画俳優なんかしょっちゅう来る店なんてあったら通うかも…。」
和人。
ひとりでまたスマホで画像を検索して玲子。
「私…、似てんのかな~???ねね、アン姉ェ~、ほらほら???」
自分の顔にスマホの画面を並べて。
「ふん。似てると思うよ。だって…、私まで似ている芸能人、いるくらいだもの。」
智香子。
「そっか、そっか。はははは…。そっか、そっか。も~んちゃん、私、似てるって。」
「はは…。」
と、言いながら、自分の顔にも指差して、夏輝。
「やっぱり…もんちゃん…佐藤健に似てると思ったの、私と恭子だけじゃなかったんだ。」
夏輝の顔を見てにっこりとして玲子。
「さてと、明日からは本格的に、朝から目白押しみたいね。」
絵梨奈。
「では、ふたり共、ゆっくりとお休みを…。」
そう言いながら絵梨奈の左肩に左手を掛けて自分の部屋のドアを開ける翔。
「は~い、ありがとうございました~。おやすみなさ…って、えっ…???」
そのまま翔の部屋の中に入っていく絵梨奈を見て恭子。
口を右手で塞いで…。
「うそっ!!!」
そして、一旦閉じられたドアがまた開き、絵梨奈、恭子と浩二の顔を見て、
「チャオ、おふたりさん。」
そしてまたドアが閉じる。
「あは…、は…は…。あ~~。」
思わずよろける恭子。
「おいおい、恭子ちゃん。」
そんな恭子の肩を支える浩二。
「あ…、あ…、ご…ごめん…、コウちゃん。」
「しっかし…。やられっぱなしだよな~あの人たち。」
「うんうん、凄い、大胆。完璧に恋人同士だよね。参った~~。」
「さてと、俺も、そろそろ寝るわ。恭子~、寝坊すんなよ、明日。」
「うん、分かった、高良健吾~。」
「ば~か。んじゃ、お休み~。」
「うん、お休み~、玲子にメールする~。」
「おぅ。」
「しっかし…、びっくりした~、私が…有村…架純…って…。うそでしょ。」




