恭子と玲子 vol.116 「それで…。納得。」
「…で、恭子も玲子も…、誰だっけ…???」
智香子。
また玲子、検索しながら、
「はい、この人が私に似ている人で、真野恵里菜。」
「わお、本当だ。玲子そっくり。…でも…この人は私、知らない。」
「実は、私も…あんまり…。」
そう言いながら、ペロリと舌を、玲子。
「…で…、これが~恭子が似ているって言われた、有村架純。」
「うわっ、ホントだぁ~。凄っ。恭子、そっくりじゃん。へぇ~びっくり~。」
「えっ…???…って、事は、アン姉ぇも…、有村架純…知らなかったりして…???」
「…う…、うん…ごめん…。実は…。知らない。多分、観た事は…あるかな…とは、思うんだけど…。忘れてるな、大抵…。あっ!!!!」
「ん…!!!何…、アン姉ぇ。」
「…ん???」
と、和人も同様に…。
そして、両手を叩いて、人差し指を唇に当てて…智香子、
「そういう事か~ふ~ん、な~るほどね~。それで…。納得。うんうん。」
「はい…???」
玲子。
「なんだよ、もったいぶんなよ、智香~。」
和人。
「う~ん、多分、こういう事だと、今…合点しちゃった~。」
「何々…アン姉ぇ…。」
「ほら、前に、私が玲子と恭子に、ふたりがいる時といない時の客の入りが違うって、言ったでしょ。」
「うん。確かに…、そんな事…、言ってた…。」
「そう言え…ば…、前に、そう言う事…、聞いたな…俺も…。お前から…。」
和人。
「…で、ここも…。」
「そうそう、そうそう。」
ニコニコしながら智香子。
「はぁ…???そうそう、そうそうって…おま…???」
和人。
「…ん…???…あっ。」
そう言った途端に、今度は和人が両手を叩いて、
「そうか―――――っ、そういう事~!!!!」
「そういう事~!!!」
智香子。
「んじゃ、これはもう~玲子!!!」
和人、そして智香子も、
「玲子!!!」
ふたりで玲子の顔を真っ直ぐに見て。しかも、背筋を伸ばして、
「今、恭子はいないけど…。ふたりに。」
智香子。
和人も、
「うん。」
そしてふたり同時に、
「感謝。ありがとう~!!!」
玲子、
「はぁ~~???」




