恭子と玲子 vol.111 「なんでコウちゃん、そこで笑うかな~~。」
隣で翔も目を見開いて、
「ど・う・か・ん…。」
「へっ…、私たちが…???」
と、言いながら浩二を見る恭子。キョトンとしながら恭子を見る浩二。
その途端、恭子。
「あ~~、それない、それない。」
そう言いながらも赤くなり、小さな声で、
「玲子にぶん殴られるよ~~。」
…で、その恭子の隣の浩二は…。
「ぷっ。ははは…。はい。全くその気配は…、ありませんので…。」
あらたまって絵梨奈と翔の顔を見ながら…。
そんな風に浩二が言ったかと思ったら、今度は恭子が浩二の左肩を叩いて。
「なんでコウちゃん、そこで笑うかな~~。」
「あっ、いやいや…、ごめん。」
そして絵梨奈。
「ぷっ。くくく…。」
翔、何とも呆れた顔で…。
「はいはい、ご馳走様~~。」
「さ~て、さてさて、恭子は今頃…、何、食べてんだ~~。」
バイト帰りでいつもの席に玲子。和人から出されたメニューを食べながら…。
「もしかしたら…、浩二君の好きな居酒屋に行ってたりして…。」
夏輝。
「あっ、それそれ。それそれ絶対あるよね~うんうん。コウちゃんもアッキーも…居酒屋好きだからね~。」
「まっ、出来れば、和洋折衷、嗜んでもらえれば…嬉しいんだが…。」
和人。
「無理無理。和兄ぃが傍にいないんだもん。それに、もんちゃんもいないんだし…。もしかして…、困ってたりして…。」
「そりゃないでしょ、玲子ちゃ~~ん。」
夏輝。
「な~んてね…。はは…。」
玲子。
「あのぉ~。」
いきなり玲子に声を掛ける2人の女性の内のひとり。
そんな声に右側に顔を向けた玲子。
「あ…、はい。」
「わっ、やっぱりそう…、マジ…!!!!」
声掛けた女性とは別の女性。
そして最初に声を掛けた女性。
「かっわいい~~!!!!マジ…、私…涙でそう…。」
その途端玲子、
「はっ…???」
厨房の中の和人と夏輝も…、
「?????」
その内、ふたりの女性が両脚をバタバタと…。ふたりで顔見合わせて…、
「どうしよ、どうしよ、マジで…マジで…。うそうそうそ。」
玲子…、
「はい…???」




