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恭子と玲子  作者: THMISmama
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112/211

恭子と玲子  vol.110  「初日からこれ…。ハードル高…。」

「うわっ、すご…。何これ…!!!半端な~。初日からこれ…。ハードル高…。」

ぶつぶつ言いながらの恭子。


隣で、もくもくと、そして首を縦に振り、何度もニヤリとしながら、

如何にも、「もっとも。」とでも言いたそうな面持ちで講義を聴いている浩二。


「すご、コウちゃん。さっすが~~。」

「…ん…???恭子…、どうかした…???」


「あっ…、いやいや…、はいはい、頑張りましょう。ははは…。」




「ふ~ん、そうなんだ~。友達と一緒に暮らしてんだ~。」

絵梨奈。夕方、ホテルの近くの居酒屋で…。

「あっ、君のサークル、知ってるよ。伊勢原君のトコでしょ。彼、もんの凄い有名人だから…、うん。知ってる知ってる。彼女も…綺麗だもんね~。亜麻美さんって…言ったっけ…。里奈さんだっけ…。私は…絵が付くけど…。」


「あっ、あ~、そう…ですね。あっちは、里奈さん。こっちは…絵梨奈さん…。はい。」

浩二。


絵梨奈の隣で翔、ただ、黙って…、

「……。」

そして、生ビールを飲みながら…。


「なに…、翔、さっきから…黙って…???」

「…ん…???あっ、いや…。本当に…、実に…似てるね~うん。」

恭子と浩二を交互に見ながら翔。


「…ん…???」

恭子と浩二。


「いや…、ほら…、さっき、会場で絵梨が言ってたように…。」

「あっ、ごめんね、翔は私の事、絵梨って、呼んでるから…。」


「あっ、はぁ…。」

空気を吐くように、恭子と浩二。


「ほら、あれ…。君は、有村架純で、君が高良健吾。」


その翔の声を聞いた途端に、恭子と浩二のリアクション。

恭子は右手を、そして浩二は、またまた両手を前にひらひらと。そして同時に、

「全~~っ然!!!全く!!!…似てません!!!」


途端に、恭子、

「あれ…???」


浩二…、

「えっ…???」


その恭子と浩二を見て、声を聞いた途端、絵梨奈、

「ぷっ。くくく…。かかかか…。あなたたち…。あのね…。どう…みても、恋人同士だよ、それじゃ…。」




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