恭子と玲子 vol.107 「では…、参りますか。」
「はい…???…恭子ちゃんも…セミナーに…???」
隼人。
「え゛~~マジで…!!!」
里奈。
「…な…ん…だって…。」
浩二。
「ほっほぅ~~。」
「ふ~~ん。」
隼人と里奈。
「なんか…。」
「なに…???」
「ん~???」
またまた隼人と里奈。
「な~んか…、気ぃ…遣っちゃうな~~…なんて…。」
「はぁ~~???」
またふたり同時に…。
「なんで…、お前が恭子ちゃんに~???」
隼人。
「…いや…。別に…そんな…理由なんて…ないんだけど…。」
「じゃあ~~いいんじゃないのぉ~浩二~。」
里奈。
明彦、
「……。」
「…う…、うん…。」
「ふ~~ん。こういう所でやるんだ~。」
セミナー開催のホテルのエントランスで浩二。
「では…、参りますか。」
「うん。」
浩二の後ろに歩き出す恭子。受付を済ませて会場へ。
その途端恭子。
「うそ!!!え゛―――――っ、こんなに人…いるんだ~わわわわ。」
「ははは…、さすがに…こりゃ…凄いや。想像以上だ…。」
「あ…、ははは…は…。」
いきなりテンションが下がる恭子。
「…ん…???…どしたの…恭子…???」
何故かしら…、恭子自身の意識とは異なり、
自然に身体が浩二に近づいて行く恭子。
「あ…、はははは…、はぁ…。」
「はっ???」
小さな声で、恭子。
「コ…、コウちゃんと…、一緒で…、よ…、良かった。」
「えっ…???」
「わた…し…、ひとりじゃ…。」
「えっ…、あっ…。ぷっ。…そっか…、ははは…、そっか、そっか。くくく…。」
「…なんで笑うかな、コウちゃん…???」
そう言いながら、浩二の袖の上から二の腕をつねる恭子。
「あたっ。あははは…。そうか、そうか、恭子。こういうの…初めてか…。」
「…う…、うん。」
少し、目を潤めながらの恭子。
「オッケー、オッケー。頑張ろうぜぇ~。」
「…う、うん。」
ラッキーなのかどうかは、分からないが、恭子と浩二の席は隣同士。
「ラッキー。コウちゃんと隣同士。」
恭子。




