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【第二部完】AIにリストラされた俺、異世界で「生成AI」を使いこなして成り上がる〜進化する相棒と共に世界をハックする〜  作者: ikura
(未定)

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ガル・ドルナの村は独特の「異国感」に満ちていた。

人間の村のような木造建築は皆無で、幾何学的な紋様を刻んだ石造りの住居が整然と並んでいる。

堅牢で、機能美に満ちていた。


「お、おい……人間が来たぞ」

「一緒にいるのはザルガスじゃないか?」


村の広場を通ると、魔族の大人たちは一様に足を止め、警戒と戸惑いの混じった視線を向けてくる。だが、子供たちは違った。


「ねえ、本当に肌がつるつるしてる!」

「角がないぞ! どうやって喧嘩するんだ?」


好奇心に勝てない小さな魔族の子らが、馬車の周りにわらわらと集まってくる。リィザが戸惑いながらも小さく手を振ると、子供たちは歓声を上げて飛び跳ねた。


「ははは! ここの連中はほとんど人間を見たことがないからな。すぐに慣れるさ」


ザルガスが豪快に笑いながら、村の奥へと案内する。その時、ケンジの視界に「異質なもの」が飛び込んできた。


広場の中央、村の守り神のように座り込んでいるのは、苔むした巨大な石の人形だった。


「……ザルガス、あれは?」


「ああ、あれか? 『いにしえの守護者』って呼ばれてる代物だ。俺たちがこの岩山に住み着く前からあそこに転がってる。動くどころか、喋りもしねぇ石塊だよ。この国にはたまにあるんだ、こういう失われた文明の遺物がな」


ザルガスが事も無げに言う。だが、ケンジの脳内ではノアが激しく反応していた。


(マスター。解析を開始……。表面の風化は激しいですが、内部の魔導回路は一部が生きています。これは王都の文献にあった『自律駆動式ゴーレム』と推測します。(*´Д`)ハァハァ……。解析したい……)


ノアの声の様子がおかしい。


「……あれを直すことはできるのか?」


(解析してみないと分かりませんが、他にもあるようなので動く個体も残っているかもしれません)


ノアの警告と同時に、村の外壁付近で激しい鐘の音が鳴り響いた。


「 裏の岩場から『岩喰い大トカゲ(ロック・イーター)』が降りてきやがった! 二頭もだ!」


村の男たちが色めき立ち、槍を掴んで駆け出す。魔族の戦士は精強だが、不意を突かれたのか、村の入り口付近では子供たちが遊んでいて逃げ遅れていた。


「リィザ!」

「分かってるわ!」


リィザは勢いよく飛び出すと、子供たちを抱え、大人たちがいる安全な場所へ運んだ。


「さぁ、トカゲちゃんたち、私が相手よ!」

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