表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マッチングアプリで出会った彼女は既婚者だった  作者: pist


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/25

第10章 もし独身だったら

八月の終わり。


夕暮れの公園を二人で歩いていた。


昼間の暑さが少し和らぎ、風が心地よい。


ベンチに腰掛けると、由香が空を見上げた。


「不思議ですよね」


「何がですか?」


「健一さんとは、もっと前から知り合いだった気がするんです」


健一は苦笑した。


自分も同じことを何度も思っていた。


沈黙が流れる。


やがて由香が小さな声で言った。


「もし私たちが独身だったら、どうなってたと思います?」


健一は息を飲んだ。


聞いてはいけない質問。


考えてはいけない未来。


それでも答えは一つしかなかった。


「たぶん……好きになっていたと思います」


由香は何も言わなかった。


ただ静かに微笑んだ。


その横顔が、健一の心に深く刻まれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ