第16話『二人の新しい日常』
春――新居となる小さなマンション。
玄関のドアを開けると、二人の新しい生活が始まる匂いが漂う。
「……わぁ……これが私たちの新しいお家ですね……///」
「……うん、陽菜……二人だけのスタートだな」
陽菜は嬉しそうに荷物を抱え、さくやと一緒に部屋を歩く。
「……さくやさん、ここは私のスペースにしてもいいですか?」
「もちろんだ、陽菜……君の好きにしていいよ」
陽菜は笑顔で自分の部屋の窓辺に小物を並べ始める。
さくやはリビングに荷物を運びながら、ふと陽菜の様子を見て微笑む。
「……陽菜、楽しそうだな」
「……はい、さくやさんと一緒だと、何をしても楽しいです……」
夕方――二人は近くのスーパーに買い出しへ。
カートを押しながら、陽菜はにこにこ笑顔。
「……さくやさん、今日は夕ご飯どうしますか?」
「……んー……陽菜の作るカレーが食べたいな」
「……えっ、私のカレーですか?///」
「もちろんだよ、陽菜の手作りが一番美味しい」
陽菜は恥ずかしそうに笑いながらも、嬉しそうに頷く。
夜――キッチンで二人は料理を作る。
鍋をかき混ぜながら、さくやが陽菜の肩に手を回す。
「……陽菜、こうやって一緒にいると……幸せだな」
「……さくやさん……私もです……///」
ご飯を食べ終わった後、二人はリビングでまったり。
陽菜はさくやの膝に頭を乗せ、手を握る。
「……さくやさん……今日、一日一緒に過ごせて……幸せです」
「……陽菜……俺もだ……これから毎日こうやって過ごせるんだな」
陽菜はそっとさくやの胸に顔を埋める。
「……ねぇ、さくやさん……私、ずっとあなたとこうやって笑って過ごしたいです」
「……もちろんだ、陽菜……ずっと一緒だ」
夜――ベッドに入る二人。
互いに体を寄せ合い、今日の出来事を語り合う。
「……さくやさん……明日も一緒に料理しますか?」
「……ああ、陽菜……君となら毎日が楽しみだ」
二人の目が合い、笑顔が交わる。
静かな夜に包まれながら、二人だけの新しい日常がゆっくりと始まった。




