第15話『未来への約束』
春――陽菜の家。
リビングに入るさくやは少し緊張した様子。
「……失礼します、さくやです。今日は陽菜さんのことで、お時間をいただきありがとうございます」
陽菜の父・母は、少し驚いた顔でさくやを見つめる。
父:「……ああ、さくや君か。どうぞ、座って」
母:「……陽菜のこと、よろしくね」
さくやは深く頭を下げ、真剣な表情で話し始める。
「……実は、陽菜さんとは長い付き合いをさせていただいておりまして……これからもずっと一緒にいたいと考えています」
父:「……ほう……それで、今日は?」
「……はい……結婚を前提に、正式に陽菜さんを幸せにしたいと考えています。どうか、ご承諾いただけませんでしょうか」
陽菜の母は驚きつつも、温かい目で二人を見る。
母:「……さくや君……本当に陽菜を大事にしてくれるのね」
「……はい、必ず守ります」
陽菜は少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうにさくやの手を握る。
「……さくやさん……ありがとうございます……」
父:「……さくや君……わかった。陽菜を頼むぞ」
「……ありがとうございます!必ず幸せにします」
母:「……陽菜、あなたも幸せになるのよ」
「……はい、お母さん……さくやさんと一緒に、ずっと幸せになります」
その夜――二人は家の前で手をつなぎ、互いの目を見つめる。
「……さくやさん……今日、私の親に挨拶してくれて……本当にありがとう」
「……陽菜……俺も緊張したけど、君の幸せを守りたい気持ちが強くてな」
「……さくやさん……私、あなたとずっと一緒にいたいです……」
「……もちろんだ、陽菜……俺もずっと一緒だ」
夜風が二人の髪を揺らし、街灯が二人を柔らかく照らす。
この日、二人の未来への約束は確かなものとなった。




