王太子殿下達が娯楽施設を再現されました
アリスお手柄
「エルシー、いい天気だな。一緒に中庭を散歩しよう」
「はい、ミーリク殿下」
ミーリク殿下達に転生者であることを打ち明けて早くも一週間が過ぎました。ミーリク殿下達は私の話とご自分の魔力を使って、ゲームセンターやプリクラ、カラオケや映画館などの娯楽施設や設備を再現され、国内外の貴族や平民の娯楽に革命を起こして、国に莫大な利益をもたらされました。
「でも、私の話だけであそこまで娯楽施設を再現出来るなんてすごいです!」
「いやいや、エルシーちゃんが詳しく話をしてくれたおかげだよー」
「いくら魔力があっても想像できなければそれまでだからな。お手柄だぞ、エルシー」
シューリク様が私の頭を撫でてくださいました。そうするとフェリューシャ様とミーリク殿下も取り合うように私の頭を撫でてくださいます。
「エルシー、君のおかげでこの国に莫大な利益をもたらすことが出来た。経済はもちろん、民の生活を豊かに出来たことをとても嬉しく思う。国を代表し、君に礼を言う。ありがとう」
真剣な表情で私にお礼を言ってくださるミーリク殿下。なんだか気恥ずかしいです。
「えっと、どういたしましてです!」
「それで、父上にこのアイディアはエルシーの物だということを話してな?」
うん?なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ?
「なんとエルシーへの褒美として、ウォーカー家に新たな領地が与えられ、爵位が子爵に繰り上げられることが決まったぞ!」
わー!なんだかすごい話になってるー!?
「え?え?」
「よかったねー、エルシーちゃん!」
「本当にエルシーは親孝行だなぁ」
またシューリク様が私の頭を撫でてくださいました。そうするとフェリューシャ様とミーリク殿下も取り合うように私の頭を撫でてくださいます。いや、今そんな場合じゃないから!
「え?本当に?本当にですか?いいんですかそれ?」
「もちろんだとも。エルシーのお手柄だからな」
「まあ俺たちは俺たちでご褒美に領地もらったけどねー」
「僕は父上から直々にお言葉をいただき、婚約者を選ぶ期間を伸ばしてもらえた」
「え?婚約者を選ぶ期間?」
そういえばミーリク殿下には婚約者候補は何人もいるけれど、婚約者は正式には決まっていない。そっかー、ミーリク殿下はまだ自由でいたいのかー。
「ああ、大切なことだからゆっくり決めたくてな」
「そうですよね。それに、まだまだ自由な時間も必要ですもんね」
「?ああ、そうだな?」
「爵位授与は一週間後だから楽しみにしてなよ」
「あ、はい。ありがとうございます!」
「でも、エルシーちゃんが羨ましいなぁ。きっとご両親にとって自慢の娘なんだろうね」
「それを言ったらフェリューシャ様もそうじゃないですか」
こんなに立派な方だもの。ご両親にとって自慢の息子に決まってるよね。
「あー、いやー。うちはさぁ。父上は死んじゃったし母上はあんまり俺に興味なさそうなんだよねー。あははー」
「えっ…あ、ごめんなさい!そんなつもりじゃなかったんですけど、あの!」
「いやいや、大丈夫大丈夫。わかってるよ」
ミーリク殿下とシューリク様は気まずそうな表情で黙っていた。フェリューシャ様は笑って許してくれたけど、私は居ても立っても居られなくなった。
「あの!フェリューシャ様!」
「うん?」
「お父様のことは本当にごめんなさい!でも、お母様のことは何か誤解があると思うんです!私に確かめさせてください!」
「え?」
「じゃあ行ってきます!」
「え!?」
私は転移魔法を使ってフェリューシャ様のお母様の元へ行く。今誤解を解きます!待っていてくださいね!フェリューシャ様!
かと思ったら地雷踏んだ




