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マシックガールズ  作者: まーだ
第四章 メルメティック・シンドローム
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第54話 最強の魔法少女

☆登場人物☆


『天道リンネ』

赤色のショートヘアで赤い瞳。

世界的に有名な研究者であり、魔法少女になってしまう病気「魔法少女病」の研究をしていた。

その正体は、天道カルマが作り出した亡き娘のクローン。



『メルメル』

リンネに仕えている魔法少女。

ピンク色のおさげに、黄色の瞳を持ち、黒い革ジャンを着ている。

他の魔法少女を寄せ付けない圧倒的な実力を持っている。

クローンで何度でも復活していたが、残機がなくなった。

魔法少女形態【電波の魔法少女】

見た目に変化はない。

使用武器は「メルフォン」

持っているスマホを使ってアプリを起動することで魔法を発現する。

基本的にできないことはないが、電波が届かない場所だと使えなくなってしまう。

使用魔法は「メルメルト」

相手に触れることで対象をドロドロに溶かす。

こちらは電波が無くても使用可能。



施設は大きな爆発を起こし、完全に崩壊した。

魔法結社の魔法少女、政府の魔法少女は各々施設から抜け出し逃れた。


「ミコト……建物が……」


ミコトとロロは建物から離れた場所に避難していた。

爆発音を聞き、二人はその様子を眺めた。


「みんな……!」


「今は……無事であることを祈りましょう。」


ミコトはそう言いながらも唇をかみめていた。


木々の隙間から朝日が入り込む。

数多の犠牲を出しながらもこの戦いは終わったのだ。



------------



メルメルは瓦礫の山で目を覚ました。


「あれ?」


以前、死んだときと違う光景にメルメルは驚いた。


「リンリン?」


メルメルはリンネの名前を呼んだ。

メルメルは魔法を使い探知すれば、リンネの場所は特定できる。

しかし、探知は上手くいかず、メルメルはスマホの電波を確認した。


「おかしいな……」


そこへリンネが姿を現した。


「メルメル……」


「リンリン!」


それはホログラムだった。


「私は死んだ。」


リンネはそうとだけ告げた。

メルメルはその告白に驚きはしたものの。

すぐに笑い飛ばした。


「何言っているのリンリン、死んだら蘇ればいいでしょ?」


「メルメル、もう私は蘇ることはない。」


「嘘だ……」


リンネは嘘を言っている、そうとは思えないほど深刻な表情をしていた。

メルメルの顔が曇り始める。


「そ、そうだ……!私の魔法を使えば……!」


「死者を蘇らせる魔法なんて存在しない。」


「だまって!!」


メルメルは人を蘇らせる方法を必死で模索した。

しかし、ついに見つけることはできなかった。


メルメルはスマホを地面に置いた。


「嫌だよ……私を一人にしないで……」


「メルメル……」


メルメルは涙を見せた。


リンネは自身の研究とカルマのクローン技術を融合させ、メルメルを完璧な魔法少女として作り出した。


常に前向きで、無邪気で、可愛げがあって。

リンネは自分の思い通りに作り出したはずだった。

弱音なんて吐くはずがなかったのだ。


そんなメルメルが初めて見せた涙。

リンネはメルメルに言った。


「メルメル……私の最期の願い……聞いてくれる?」


「うん……!何でも!何でも言って!!」


「自由に……生きて……」


リンネは笑っていた。

リンネの人生は敷かれたレールの上を走るだけの人生。幸せと呼べるものではない。

だけど、今、確かに、希望を託すことができたのだ。


「私のかわいい、メルメル……」


リンネのホログラムにノイズがかかった。

メルメルは消えかかったリンネを逝かせまいと必死で手を振るった。

しかし、虚しくもしばらくしてリンネは完全に消滅した。


「ああ……あああああ……!!あああああっっ……!!!」


メルメルの叫び声が響く。

太陽が沈むまで、メルメルは泣き続けた。


「大丈夫、あなたに不可能なことはないから。」

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