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チョビ!  作者: おりさくみづき
11/12

11 病気

月日は流れて、チョビは13歳になりました。

人間の年齢にすると68歳くらいです。


もうおばあちゃんです。


この年、チョビは体にちょっとした「できもの」ができていました。

イボのようなものでした。


そのイボに液体がたまり、やがて時間が経つと破裂するのです。

なので、定期的にイボから液体を抜く治療をしていました。


この治療は定期的に行わなくてはいけない治療でした。

ある時先生からこう言われました。


「福山さん、このイボ手術で取りませんか?」

「え?取れるんですか?」


「ええ、取れますよ。全身麻酔しないとダメだけどね」

「ぜひ、取ってください」


そう、私はお願いしました。

費用は全身麻酔をするということで、約5万円かかるとのことでした。


私はチョビの為に貯金をしていました。

手術はできると思いました。


そして、手術の日にちを決めました。

来週の水曜日なら空いていると先生は言っていました。


その水曜日に手術をしてもらうことにしたのです。

全身麻酔をするということで、チョビの歯の歯石も取ってもらうことになりました。


チョビの歯が綺麗になるのです。

私はとても嬉しくなりました。




手術当日…。


午前中にチョビとお散歩がてらブラブラ病院まで歩いて行きました。

病院に着くとチョビを先生に預けました。


「先生よろしくお願いします」


「わかりました。でも手術の前に血液検査するので、その結果で手術はできなくなるかもしれないから」


「え?なんでですか?」

「肝臓の値が悪かったら全身麻酔は使えないんだよ」


「そうなんですか…」

私はとても心配になりました。


血液検査の結果は午後には分かることになっていました。

午後になってからのことでした。


私の携帯が鳴ったのです。

先生からでした。


「福山さん?チョビちゃんのことだけど、肝臓の数値が悪くて手術は無理です」

「え?本当ですか?今、病院に行きます」


そう言うと電話を切って病院へと向かいました。

病院に行くと先生が待っていました。


「肝臓がね、かなり悪くなってるんだよ。全身麻酔は無理だから。それに目も角膜炎おこしてるね」


「本当ですか?チョビはどうなるんですか?」


「肝臓のお薬出すから大丈夫だよ。それと目薬も出すね」


「はい、よろしくお願いします」


こうしてチョビの手術は中止になりました。

そして、お薬を飲む生活が始まったのです。


でも、とてもチョビは良い子でした。

飲み薬もご飯に混ぜてあげるとなんの警戒心もなくパクパク食べてくれました。


目薬も嫌がらずに点眼させてくれました。

私は、目薬をしてからご飯をあげるようにしました。


すると、チョビは目薬をするとご飯がもらえると分かったようでした。

喜んで目薬をさせてくれるようになったのです。


こんなお薬の生活が2年間くらい続きました。

チョビはとても頑張っていたのです。


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