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美を追求した女

あなたはこう思ったことはないだろうか?

いつまでも美しくありたい

これは美を求め続けた女性のお話。


彼女は美しかった。

誰もが彼女を見惚れていた。

それでも彼女は満足しなかった。

全てを完璧に。

完膚なきまでに。

美しくあろうとした。

彼女は齢20程。

年を重ねる程に。

時間が過ぎ去るたびに。

彼女は老いる。

ヒトの定め。

彼女はその流れから出たがった。

永遠の美を求めた。

一日ですら惜しかった。

むしろ、今、一秒過ぎる事さえ。

彼女は惜しむ。

彼女はひたすら惜しむ。

彼女は深く深く眠る。

そこで、ニュースが流れる。

不老不死の薬の完成。

彼女は喜ぶ。

彼女は欲しがる。

彼女は望む。

彼女は目覚めた。

彼女は喜ぶ。

永遠の美を得た。

そうして時間は過ぎる。

かつて惜しんでいた時間が気にならなくなる。

周りのヒトは恐れる。

徐々に、徐々に、ヒトは彼女から離れる。

彼女もヒトを捨てていく。

やがて、誰もいなくなる。

彼女はひどく後悔する。

誰も彼女を見ない。

彼女が美しい事を誰も知らない。

彼女は泣き叫ぶ。

泣き叫ぶ。

疲れ果て眠る。

そこに、お店があった。

『なんでも叶えます』

彼女は流れるように入って行く。

そこには、醜い獣がいた。

彼女は望む。

かつての彼女になりたい。

醜い獣は喜ぶ。

モルモットが来た。

醜い獣は承諾する。

永遠の一日を彼女に与える。

何も知らない彼女は喜ぶ。

繰り返される一日を彼女は知らない。

醜い獣は喜ぶ。

楽しい実験の始まり。


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