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力を欲した男

あなたはこう思ったことはないだろうか?

力があれば

これは力を求め続けた男性のお話。


彼は力がなかった。

腕力、才能、地位。

力として数えられる数多のモノを持たなかった。

彼は力を求めた。

何も持たない彼は力を求めた。

けれども、どれも実を結ばない。

彼は絶望する。

なんでも良い。

力が欲しい。

彼は叫ぶ。

彼は嘆く。

そうして、いつも通り、彼は泣き叫ぶ。

いつも通り、彼は床に就く。

日常と外れた次の日。

彼は奇妙な衣服を身に包んでいた。

彼は力を得た。

純粋な力を得た。

腕力を得た。

彼は歓喜する。

そして、力を振るう。

ほんの一振り。

大樹がなぎ倒される。

彼は歓喜する。

さらに力を振るう。

ビルが崩壊する。

ヒトが潰される。

さらに力を振るう。

モノが砕け、潰れ、弾け、崩れ。

沢山のモノが彼の力に屈する。

彼は沢山のモノを屠る。

力を振るう。

彼は歓喜する。

壊すモノが無くなった頃。

彼はいつも通り、床に就く。

そこに店がある。

彼に力を与えた店がある。

『なんでも叶えます』

そこには誰もいない。

悪魔でさえもいない。

彼は、無限に力を喰らう。

彼は思った。

ここは、特別なヒトしか入れないのだと。

自分は特別なのだと。

だから、彼は遠慮なく力を喰らう。

更なる力が欲しい。

彼はさらに願う。

神すらも超えた力を。

世界を破壊し創生出来るだけの力を。

彼はそこで目覚めた。

目の前には真っ平らな地平線が見えるだけ。

ここから、再び、創めよう。

彼は実験を開始した。


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