表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル【空間】がチートすぎて異世界スローライフが出来なくなった。最悪!  作者: メガネをかけている饅頭
第1章:異世界召喚・スキル研究編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/28

ep.8 : 【意思の試練】攻略開始

『【意思の試練】へようこそ。これから攻略する際の注意事項を表示しますので、しっかりとお読みください』


そうして、俺の超長い時間に渡る【意思の試練】攻略が始まった。


とりあえずは注意事項をよく読むことにする。


『注意事項1:このダンジョンからは攻略、またはリタイアを宣言するまで外に出ることが出来ません


 注意事項2:このダンジョン内でもスキル【空間】の機能やその他スキルを使用することはスキル無効化等が発動していなければ可能です


 注意事項3:各層のスタート地点にはちょっとした広場サイズの空間とその内部にエリクサーが吹き出る泉があります。また、各層のスタート地点とゴール地点には安全空間セーフゾーンがあり、この中に挑戦の意思を確認した水晶と同じ水晶があります。それに触れることで、その層の攻略の認定と次の層への移動、または既に攻略した層への転移が可能です


 注意事項4:安全空間セーフゾーンに体の一部が少しでも入るとモンスターの敵対行動が中断されます。逆に、安全空間セーフゾーンに入っていない場合は安全空間セーフゾーンに入るまで敵対行動が続きます。


 注意事項5:このダンジョンの壁や地面を破壊し、そこを利用して次の層等へ移動しようとすると、最悪死亡する可能性があります


 注意事項6:このダンジョンで死亡した場合は、空間に入る前に滞在していた世界の滞在していた場所に遺体が転送されます


 注意事項7:このダンジョンは果てしない数の層で構成されています。何層かはご自分でカウントするか、ダンジョン攻略が完了した際に確認してください。なお、各層の攻略推奨レベルは、その層の数(10層目なら推奨レベルはその層の数と同じLv.10)と同じです。


 注意事項8:ダンジョン内では、共通して老化現象が発生しません。また、安全空間セーフゾーンでは睡眠欲が発生しません。その他の欲求等は発生します。


 注意事項9:このダンジョンを攻略すると、報酬があります。獲得を目指してがんばってください。


以下の注意事項をよく確認してから挑戦してください。』


とりあえず注意事項は読んだので【分かりました】のボタンを押してステータスボードを閉じた。


それにしても、これを見た感じスキル無効化を使ってくる罠か敵が存在することが確定したし、何しろこのダンジョンは何層で構成されているのかが分からないのは痛かった。


もしもこのダンジョンは100層とかだとあまり隠す意味がない気がするのでそれ以上ではあるのだろうが、何層あるのかが分からないのはそれなりに痛い。


何しろ後戻りも出来ないところに最深層まで後何層かというのが分からないとなると、精神的に参ってしまう可能性があるのだ。


攻略かリタイアするまでダンジョンから脱出できないのは悲しいが、次の層への移動は階段ではなく水晶で、ここで死んだら元の世界でも死ぬというのは予想はしていたのであまり驚かなかった。


ただし、もちろんこんなところで死ぬのは勘弁なので身長に進んでいかなければならない。


ただまあ、注意事項を読んだことでこの先の行動指針は固まった。


とりあえず、今後は死なないように安全第一で行動しつつ、他の人も居ないはずなのでひたすら入り浸ってステータスを強化する方針で行くことにした。


幸い、界はこんな感じのやりこみなどは好きなので、面倒くさがって何もやらないなどの事態にはならなそうだ。


とまあ今後の指針について話したが、いくら話しても手を動かさなければ何も始まらないので攻略の下準備から始めることにしよう。


とはいっても、攻略の準備はスキルが使えるかの確認や今いる広場にエリクサーがあり、それが実際に効果として現れるのかの確認くらいしかすることはないが。


案の定確認することが2つしかないこの確認作業は、10分もせずに終わった。エリクサーが効くかの確認の時は自分で自分の皮膚を切ったのが少し痛かったくらいだ。


結論から言うと、ちゃんとスキルは使えたし、エリクサーも機能した。というかラノベでもエリクサーの泉が出てくる作品あったけど、エリクサーって超高級品だよね!?本当になんで泉から無限に確保できるんだ…?


と思いつつも、今はそのことについて考えても何も意味はないと思い、早速界は試しに戦ってみることにした。剣はスキルが使えるかを試す時に創造機能を利用して創ってみた。まあ木刀しか創れなかったけど。それに、初戦闘は説明通りなら、最初の敵は推奨レベルがLv.1なのでLv.1でも十分に倒せるだろうと思ってのことだった。


正直に言って、この時の俺はエリクサーの泉の作品では超強い敵が現れていたが、Lv.1なら余裕だろうと思いこんでいたのだろう。


今思えばエリクサーがあることで調子に乗っていたのかもしれない。強くなるきっかけになってくれたいい出来事なのかもしれないし、よくよく考えれば気付ける気もするが、やっぱり難しすぎだろあれ。


そんな、ちょっとありがたい気がしてめっちゃ想定外な界の初戦闘が始まった。





道を進むと、そこは一直線の通路だった。奥に分岐点らしき場所も見えるが、そこまでの長さ的に考えて数回は戦闘することになる気がした。


とりあえず、いつ出てきてもいいようにと多少警戒しながら進んでいると、広場から100メートルくらいの場所で最初の敵が現れた。


最初の敵は、異世界で誰もが最初に出会うであろう敵、小鬼ゴブリンだった。


その姿には多少の気持ち悪さを覚えるが、「ギャオー!」と棍棒を持って吠えるくらいなので完全に油断していた。


界が木刀を構えると同時に、ゴブリンは界へ向かって走り出してきた。


ゴブリンはそのまま界にまっすぐ向かってきて、俺に接近してきたところで混紡を振りかざした。それを見て咄嗟に混紡が来るであろう場所に木刀を構えた。


そうして、ゴブリンが振りかざした棍棒は木刀で防がれる――と思いきや、まさかの木刀と触れる直前で木刀から少しだけ下に軌道修正し、界のみぞおちに命中する。


走ってきた後の思い切った振りかざしだったため、界は「ガハッ…」と言いながら数メートル程後ろへ吹っ飛んでしまった。


界が痛みを堪えて起き上がったときにはゴブリンが迫ってきていたので、また同じように木刀を構える。


すると、またもや棍棒は木刀と当たる寸前で軌道修正されみぞおちに命中した。


さっきと同じ威力の攻撃のため、界はもろにダメージを受けてしまう。


その後も痛みを堪えて何度か混紡を防ごうとするも、結果は同じようにギリギリで軌道修正されみぞおちに命中してしまった。さらに、何度も混紡で攻撃を受けたことによって体力も90程にまで削られている。


「Lv.1のゴブリンってこんなに強かったのか…?」


と口に出してしまうくらいゴブリンの強さに驚きつつも、界は広場へ撤退することにした。


そうと決まれば界は広場へ猛ダッシュを開始したが、微妙にゴブリンのほうが上回っていたため、数秒走ったところでまた攻撃を受けてしまう。


攻撃を受けて広場側に数メートル飛んだのは幸いかもしれないが、またゴブリンが走り出している。界にはただ目の前のゴブリンから逃げることしか出来なかった。


しかし、またゴブリンからの攻撃が当たってしまった。急いで体力を確認してみると性格な数値は焦って見れなかったが、さっきよりもだいぶなくなっていることに気づく。


そんな事をしている間に、ゴブリンは界を殺そうとまた走り出していた。幸い、広場まではまたふっとばされたこともあり20m弱しかないので、界は広場に向かってひたすらに走る。


そうして、広場まで後数メートルのところで、ゴブリンがトドメだと言わんばかりに攻撃してきた。


その攻撃に界が気づいたときには既に遅く、棍棒は界の顔目前まで近づいていた。


その瞬間に界は死を覚悟して目を瞑ると、突然何処かから声が聴こえた気がした。


『しゃがんで』


それを聞いた瞬間体が自動的にしゃがみ、界はバランスを崩して少しだけ転がった。


転がり終わり、体を起こしてみると、界の体は安全空間セーフゾーンに入っていた。


ホッとしつつステータスを確かめてみると、体力が残り10まで減っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ