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スキル【空間】がチートすぎて異世界スローライフが出来なくなった。最悪!  作者: メガネをかけている饅頭
第1章:異世界召喚・スキル研究編

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25/27

ep.25: 辺境へ向けて

修正履歴

2026/8/10:タイトルを追加(2日連続忘れ)


3日連続投稿2日目。物語は動く……かも?


……今日は用事があったので遅れました。申し訳ありません。

初めての訓練を終えた翌日からも順調に訓練は進み、気付けば2ヶ月が経過していた。


主に界のせいで影が薄くなり忘れかけられた魔王の方も勇者と聖女を警戒して侵攻を止めているのか、最近はずっと膠着状態らしい。


そんな2ヶ月で変わったことと言えば、正式に界が辺境伯として叙爵されたことくらいである。


とは言っても、元々誰もが辺境伯に叙爵することには納得していたので特に何かあることもなく終始順調に終わった。


ただ、ラノベとかでは順調に行かないことがざらだったので2ヶ月で仲良くなった座学の講師――オルさんに理由を聞いてみると、辺境は魔物がここよりも格段に強く誰もやりたがらないから、俺のことを嫌っている人も俺のことを左遷出来ると思っているからだそうである。


転移魔法も使えるので正直あまり意味がないと思うのだが、それは秘密にしておくことにした。本当にヤバイやつ(愛刀を除く)は頑張って隠し通したのだ、流石にバレるわけには行かない。


というのもあるが、普通に行ったら発狂しそうな気がしただけである。それはそれでありなのかもしれないが、まあ、バレたくないし面倒なことになりそうなのでやらないことにした。


そんなことがありつつも、無事に2ヶ月過ごしていたのだが、それぞれにやらなければ行けないことが現れ始めた。


「はぁ……書類仕事多くない?」


「私と叶様でなるべく少なくしてこれです。しばらく我慢してください」


「これならいっそのこと優斗と美咲について行った方がよかった気がする」


「既に王都を出発しているので追い付けませんよ」


そう、界は政務(書類仕事)に追われていた。


「ならせめて現地に行った方がいいかなぁ。国王様に相談してみよ」


「それは後程。優斗様と美咲様は魔王討伐に向けて頑張っているはずですので、界様も頑張ってください」


そして、優斗と美咲は魔王討伐である。とは言っても、2ヶ月で魔王を討伐するのは無理があるので王国各地を旅して魔物を倒すことで経験値を稼ぎ、十分な実力になってから本格的に魔王討伐に動くことになっている。つい先日、別れを惜しんで旅立っていった。


「そう言われたら頑張るしかないんだよなぁ……と言いたいけど、ちょっと国王様に移動の件確認とっておいて」


「承知いたしました」


その後も、ひたすら政務(書類仕事)をこなして、終わった頃には夕食の時間になっていた。


「そうだ、界殿の辺境行きの話は全然構わないよ。ただ、辺境への道のりは強い魔物がよく出るから気を付けて欲しい」


「あ、ありがとうございます……」


「……今日はもう寝ておいた方がいいぞ」


「本当に、ありがとうございます……」


その日は部屋に戻ってすぐ寝たのだった。


3日後――


「よっしゃあ!これできっと少しは楽になれる!!!」


「阿多らしい辺境伯様は元気だなぁ。ほんと、前の辺境伯と比べたら天と地くらいの差がある」


「そんなに前任者が酷かったんですか?」


「そりゃあな、辺境が嫌いだったのか政治なんてなにもしないでただ自分の好きに遊び呆けていた上に魔王が辺境近くにまで侵攻してきた時は逃げるような奴だからな。しっかりと俺たち民のことを見てくれそうってだけで最高よ。辺境は確かに魔物が強いけど良いことも沢山あるんだけどなぁ。どうも貴族様は分かってくれないらしくて悲しいよ」


「ですよね!何で貴族ってあんなにアホみたいなことしかしないのか本当に疑問に思います。いい貴族ももちろんいるけど、そういう人が淘汰されて酷い貴族が甘い蜜を吸うって社会がそもそも間違ってます!」


辺境まで案内してくれる御者の人と成都さんが仲良くなっていた。それ自体はいいのだが、話している内容が些か危ない橋を渡っている気がして心配になってきた。


「そんなに貴族に対する文句言って大丈夫?それに、一応俺も貴族なんだけど……」


と言ってみるも、


「ご主人様は絶対にいい貴族です!もし何かあっても私が絶対に守ります!」


と言って余計に悪い貴族への文句が酷くなっていた。


とりあえず、その話は移動しながらでも話せると思うので荷物と成都さんとシーリアさんを連れて旅立ったのであった。


「目標出発しました」


「よし、俺たちも動くぞ」


そんな、不穏な声も連れて。



「にしても、辺境伯様も美女2人を連れて羨ましいよ」


「1人は国王様から指名されただけですし、もう1人も俺には釣り合わないくらいですよ、本当に」


「まあ、辺境伯様がそう言うならそう言うことにしておくけどよ、俺は案外そんなこと無いと思うぞ?」


出発から数時間、特に魔物と遭遇したりトラブルが発生することもなく、御者の人と雑談しながら順調に進んでいた。最後まで順調に行けば、1週間で辺境に到着するらしい。


「辺境伯様、そろそろ野営の準備をしても大丈夫か?」


「全然大丈夫ですよ。今日はここで1泊しましょうか」


「助かる。やっぱ辺境伯様は他の貴族とは大違いだ」


「そうなんですか?」


「そうだな。特に悪いやつは限界まで進んで自分だけ快適な空間で数時間休んでからすぐにまた出発とかもあるからな。ほんと、他の貴族もみんなが辺境伯様のようになればいいんだけどなぁ」


「……やっぱり御者も大変なんですね」


そのまま、野営の準備を手伝いみんなで夕ご飯を食べてから寝た。ちなみにだが、成都さんは今回を機に雇い主(名目上)が王城から俺へと移動した。必死に説得を頑張って、何と限りごりのところで折れさせることに成功したのだ。


その事を成都さんに話したら、「私はご主人様にお仕え出来ればお金など要りません」と言われたが給料は絶対に支払うとまた説得をする羽目になったのだった。


そんな感じで、移動1日目は順調に終わったのであった。

うん、動きましたね。というか新しい話を更新した時点で進んでるか。

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