ep.18: 創世龍※創世龍視点
すいません!普通に疲労で忘れてました!
今年度から毎日往復4時間移動してるので大分疲れるんですよね……
気がつくと、我は真っ白な空間に居た。
生まれたばかりの我は何も知らず、ただ不安を解消するために何かを求めてひたすら真っ白な空間を移動していた。
どのくらい移動したのかも分からなくなった頃、美しい青っぽい銀髪と碧眼の少年を見つけた。
それが、我——創世龍〇〇と⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎様の出会いだった。
そこから、我と⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎様は新たな世界を作り、新たに⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎様が創り出した仲間と共に穏やかに過ごしていた。
しかし、その日常もしばらくしてあっという間に崩壊した。
仲間の1人が突然裏切り、他の仲間を攻撃し始めたのだ。
我も⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎様も急いで止めに入ったが、闇の派閥が裏切り側で参戦したことで、戦いは泥沼になった。
そうしてその戦いは我達が住んでいたところだけではなく、自分達で創った世界にまで伝播し、我らは亜種、闇の派閥は人を従えて、世界規模での戦争となった。
この戦争は、後に聖邪大戦として現在にまで語り継がれている。
そんな聖邪大戦は、闇の派閥の勝利で終わった。
それにより、世界は闇の派閥や人が台頭し、魔種は迫害され、人の中でも争いが絶えず続く混沌とした世界になってしまった。
また、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎様は勿論、我らは例外なく殺された。
そうして、我も他の者同様死ぬと思っていた。
『……ここは?』
気がつくと、様々な自然が混ざったような場所にいたのだ。
意味が分からないまま、取り敢えず何故か生きていることを実感した、その時、
『あなたは、1000万層のフロアボスになりました。これから向かってくる者を撃退し、先へ進ませないようにしてください。』
と言う声が聞こえた。すると、1000万層の情報が押し寄せてくる。幸いだが、世界を創った時よりも情報量は少なかったため、余裕で耐えることができた。
そして、情報の波が収まると、自分はどこかのダンジョンの1000万層のフロアボスになった自覚が生まれたのだった。
◆
数年後、今日も今日とて適当に1000万層を探索していた。
あの声を聞いてから誰かが来るのを待とうとしたが、1000万層という聞いたことがないくらい深い層にすぐに来るはずがないと思い、適当にダンジョンを探索してみることにしたのだ。
とは言っても、1000万層から出ることは叶わず、物凄く広大な1000万層を適当に移動している。しかし、数年経ってもいまだに全域が把握できないくらいの広さなことと、ちょくちょく自然が移り変わるため、飽きてはいない。
さらに言って仕舞えば、ある時は魔鉱石が輝く洞窟を見つけ、またある時は夕草の光輝く草原を見つけ、さらにある時は活発に活動する火山を見つけるなど、ところどころにある絶景を探し求めることが趣味にまでなっている。
そんな生活が、さらに27億年くらい続いた。
さすがにそのくらい続くと1000万層は完全踏破を達成している。
最近は創世龍が良いのかとは思うが他の層に行けないかを試していた。
1000万層は最早自分の庭みたくなっていたことで、暇になったのだ。
そのような感じで平和に1日を過ごせると思っていると、久しぶりに声が聞こえた。
『1000万層に攻略者がやってきました。これ以上先に進むのを防止出来るように頑張ってください』
そこで我は久し振りに自分がフロアボスだったことを思い出した。
さすがに27億年も暇だと忘れていたのである。
『始めての敵か……果たしてどんなものやら』
と言ったものの、その敵が自分のいるボスエリアに来たのはまたものすごい時間がかかってからだった。
当たり前だが、1000万層は創世龍が数年経っても全域を踏破できていないくらい広いのだ。その敵が繰るのにまた長い時間がかかるのは当然だった。
そうして、ようやく現れた敵は、1人の少年と2人の少女だった。
最初は、全員が何故ここまで来れたのか不思議なくらいに弱く感じた。
『なんだ。ただの小僧と小娘だけか。どうやってここまで来れたのかは知らんが、そのくらいの強さならこの先はおそらく通れないぞ?』
と言うと、3人は少し驚いた感じをしつつ、少し話し始めた。
「……あれはさすがに界でも勝てないんじゃない?」
「少なくとも私は手も足も出ないくらい強く感じるんですけど……」
「……?あいつはこれまで通り白いだけのドラゴンだろ?俺には全然強そうに見えないんだけど」
そう言われるとどこか頭にくるものがあった。確かに元とはいえ、■■■■様に創造され世界を作り出した創世龍なのだ。目の前にいる弱そうな少年より弱いなんてことはありえないはずなのだ。
『……小僧、今のは本気で言っているのか?』
「……?冗談もなにも、本気でそう思っているんだけど?」
『ならばこちらは全力でお前を倒してやる。精々新だ後で後悔するんだな』
と言うと、2人の少女はこれまでにも同じようなことがあったのかあちゃ~といった顔をしつつまあいっかといった感じで離れていった。あの2人に関してはなにも言ってこなかったので見逃そうと思っていたちめに、面倒が省けて都合がよかった。
そうして、少年とのバトルが始まった。
そして、全力を出すとは言ったが、自分のプライドを傷つけたのだ、確実に殺すために、まずは小手調べからすることにした。
取り敢えず、適当に複数属性魔法の同時発動で攻撃してみるが、余裕そうに剣で斬り捨て対処された。
少し難易度を上げるために威力を増やし数を倍にしたが、それも同じように斬り伏せられ対処される。
しばらくそんな感じで小手調べを繰り返していると、いつの間にか楽しくなっていたのか威力も数も最初とは比べられないくらい増していた。今は空一面が魔法になるくらいの数の魔法を発動しているが、それも余裕そうに対処される。
気が付けばそんな小手調べを数時間くらい続けていたらしく、それに気付くと少し飽きが現れた。
『……流石に飽きてきたな。おい小僧、そろそろお前もこの小手調べに飽きた頃だろう?ならばもう次で決めようじゃないか』
「まあ飽きてないけどいいよー」
と言うことで、軽いノリで決められたことには苛つくが、次で決めることになった。
確実に少年を殺すために、自分のなかで一番威力の強いブレスを溜め始める。
このブレスは自分の創造主である■■■■様にですら傷を着けた攻撃であり、負けることもつも無い攻撃だ。
そんな自信を持ったブレスは、少しして溜まりきってから放たれる。
対して少年は剣――よく見たら刀を構え、迎え撃とうとする。
その後、決着が着くまでは一瞬だった。
ブラスが少年の目前に来て少年が放った攻撃が、ブレスもろとも創世龍を真っ二つにしたのだ。
そうして、真っ二つにされた創世龍は2度目の死を前にして、2つ聞きたいことが出来た。
『……小僧、お前の名前は?』
「界。渡里界」
『……そうか。最後に、我のブレスが当たったら小僧はどうなった?』
「……多分無傷じゃないかな?」
『……■■■■様にも傷を与える攻撃を受けても無傷か。この先も頑張れよ』
そうして、創世龍は2度目の死を迎えた、はずだった。
『討伐者よりテイムのリクエストが来ています。受諾しますか?』
そんな声が聞こえたのだ。
ここで創世龍はどうするか迷った。
1度とはいえ争った身なのだ。仲間になる資格はあるのか。そう考えてしまって決められなかった。
決断の決め手になったのは、とある声が聞こえてきた気がするからだ。
「争ったとかは気にしない。お前が仲間になりたいなら、それはもう仲間だ」
そんな声が、聞こえた気がした。
そして、さらに迷った後に仲間になることにした。
今回はアフターエピソードはありません。
というか創世龍って優しいところありますよね。




