↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Led by cards  作者: みやぎ
PR
94/131

93

ご飯を食べ始めてすぐに、木戸先輩がお手伝いさんに連れられて来た。



この家何回来ても光ちゃんの部屋まで自力で辿りつけないって、笑った。



友弥の方に行って、何かを言ってる。



友弥がすごい真っ赤になって俯いて、木戸先輩が笑って、透も笑って。






「ねぇ、先輩」

「ん?」

「クリパっていつどうやって始まるんですか?今ってどういう状態なの?」

「今はただの昼飯。夕飯あたりからそれっぽくなるから」

「それっぽく?」

「まあ、楽しみにしててよ」

「うんっ」






それっぽくってどんなだろう。



力一杯返事をした僕に、真鍋先輩が笑った。











豪華すぎるお昼ご飯を食べて、そのあとは真鍋先輩の部屋でみんなでダラダラした。



僕なんかあやうく超座り心地のいいソファで寝そうになちゃった。



そしたらそろそろだなって、真鍋先輩に言われて。



時計を見たら5時。



もう外は暗くて。






「庭行くぞ」

「庭?」






何で、庭?






って、真鍋先輩を見たら。






「光ちゃん、結局今年もやったんだ」

「ん?ああ、母さんに今年もクリパやるって言ったら、じゃあやらなきゃねって張り切っちゃって」

「さすが光ちゃんの母ちゃんだな」

「まあ、母さんは指示するだけだけどな。何か去年よりすごいらしい」

「マジか」

「実は俺もまだ見てない。ほら、外出るから上着着ろよ」






何のことだろう?って、クエスチョンマークを飛ばしてる僕たちに、あったかくして行きなよって、木戸先輩が柔らかく笑う。






「何があるの?」

「行けば分かるよ」






木戸先輩の上着をつんつんって引っ張って友弥が聞いて、木戸先輩が答えてる。






それだけなんだけど、何かね、友弥と木戸先輩、絶対何かあったよね?っていう雰囲気なんだよ。






「何か、あまーいね」

「ん?」

「友弥と木戸先輩の雰囲気」

「ああ、あまーいな」






真鍋先輩もそう思ってるみたいで、時々嬉しそうに木戸先輩を見てた。






「きっと俺たちもあんなだぞ」

「え?」

「さっきから亮平くんがニヤニヤしてこっち見てくる」

「うそ!?」

「ホント」

「そこ、いつまでイチャってんの?準備できたんですけど」






透がまだかよ?って感じでそう言うから、僕は真鍋先輩と顔を見合わせて、笑った。






イチャってるって、ただ話してるだけなんだけどね?



でも、透がそう言うってことは、僕たちもあまーいの出てるのかな。






何か、くすぐったいや。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。