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結局食べたいものの意見がまとまらないからファミレス行くかーって、学校の近くにあるファミレスに行った。
真鍋先輩が当たり前みたいに僕にこっちって言って、僕は真鍋先輩の隣に座らされた。
木戸先輩は木戸先輩で、ハヤはおれの横って友弥を引っ張ってって、友弥がすっごい真っ赤になってた。
そんな僕たちを見て、透が。
「俺、実はお邪魔じゃないですか」
なんて、言うから。
「透、大丈夫だって!!」
焦る、僕。
「そうだよ透くん!!」
焦る、友弥。
「お前ら3人セットだと面白いし」
「うん、だいじょーぶ」
真鍋先輩も木戸先輩もそう言ってくれて、やっと透が僕の隣に座った。
それぞれが食べたいものを頼んで、来た順番に食べ始める。
話題は次に5人で集まるクリパのこと。
何時に集まる?真鍋先輩の家ってどこ?
そういえば僕の母さんがクリスマスケーキ作るって超張り切って言ってた、とか。
そして。
「前の日にさ、俺と真尋でクリパを盛り上げるグッズ色々買って来ていい?」
真鍋先輩が何気に言った言葉に。
「真尋!?」
「真尋って!!」
「へー、新井ちゃんって真尋って言うんだー」
真鍋先輩の真尋呼びに、特に透と友弥に、ものすごく食いつかれて。
その食いつきかたに、僕は2人の顔が見れなくて、思わず俯いた。
顔っ!!顔、絶対赤いよ、僕!!
それには全く動じず、真鍋先輩はあろうことか。
「真尋、一口くれ」
「ええっ!?」
僕がもじもじしながら切ってフォークに刺したハンバーグを、奪っていった。
「せ、先輩っ………」
恥ずかしいし!!
みんな見てるし!!
何か色々まずくないですかっ!?
焦りまくる僕とは正反対に、真鍋先輩はふふんって顔で、うめーって僕のハンバーグを食べてて。
「あのーーーーちょっとお伺いしたいんですけど」
「ん?何、早佐」
「お二人は、お付き合いされてるんですか?」
ちょ、ちょ、ちょっと友弥!!
何てことを聞いてるの!?
ぶっっって、なってむせてる僕の背中をすかさず真鍋先輩がさすってくれて、水を持たせてくれた。
あ、ありがたいけど、ありがたいけど、ね!?
「付き合っては、いない」
「付き合って『は』?」
「じゃあコクった?」
「コクっては、いない」
「コクって『は』?」
うんうんうんうんって、僕はただ、頷いて。さっきのを思い出して。
真鍋先輩の、あったかい、手を。
恋人繋ぎの手を、思い出して。
「まーくん、何で更に赤くなってるの?」
目敏い友弥に、突っ込まれる。
「とりあえず、24日に真尋と買い物行くから、はい500円ずつ徴収ーー」
「お菓子とかもですか?」
「多分食い物系は当日うちで準備されてると思うけど、適当に買っとくよ」
「じゃあ俺たち持ってくの着替えだけでいいんですか?」
「うん、いいよー。さすがに男同士でプレゼント交換しても………なぁ?ま、おれはハヤからなら欲しいけど」
「あげませんよ!!」
「何でだよー、ハヤはケチだなー」
良かった、話題がそれた。
ふうって息を吐いたら、隣で真鍋先輩がくすくす笑っていた。
もう!!笑いごとじゃないよ!!
チラッと真鍋先輩の顔を盗み見て、その優しい顔にドキッとして。
僕はまた、俯いた。




