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そのまま真鍋先輩と一緒に校舎の方に行って、階段のところで別れる。
階段をのぼっていく真鍋先輩に手を振って、僕も教室へ向かう。
木戸先輩、友弥のこと本気なのかな?
見た目はほんわかしてるけど、何か結構男っぽい感じ?
チェリーパイの時なんかグイグイ押してたもんね。
教室に戻ると透と友弥はもう居て、2人で何か爆笑してる。
「透、友弥」
「ん?」
「何、まーくん」
「明日さ、僕たち3人と真鍋先輩と木戸先輩でごはん食べに行こうって」
「え?」
「ええっ!?」
友弥がすっごいびっくりして、あ、って僕たちの顔を見て、赤くなった。
これってさ、これってさ?
いつも僕のことばっかりからかってるけど、やっぱりさ?
「嬉しい?」
つんつんって、友弥の柔らかいほっぺたをつつく。
やめろって僕の手を払う友弥の顔が、もっと赤くなる。
「真鍋先輩が言ってたよ?木戸先輩、友弥を構いたいんだって」
「なっ…………」
「やったじゃん、友弥」
「べ、べつに俺はっ………」
「照れなくてもいいじゃんっ。ね?透」
「な?まー」
「うるさいよ」
「いつも僕をからかってるくせにー」
ほらほらほらって、友弥をつついて遊ぶ。
何だかんだ友弥も嬉しそうで、僕も嬉しくなってくる。
「まーくん、そう言えばさ」
「なあに」
「見たよ」
ニヤリって、笑う友弥。
「あ、見たぞ、まー」
「な、何を?」
ニヤリと笑う、透。
あ、今度は僕が何か言われる?
思わずファイティングポーズをとって、身構える。
すっと2人が僕の方を指差す。
あ、ネクタイしなきゃ。
「ボタン、はめてもらってたよな」
「はめてもらってたよね」
「………」
ボタン………。
真鍋先輩の伸びてきた手が、開けすぎってシャツのボタンを、はめた。
思い出して。
「見てたの!?」
「ばっちり」
「しっかり」
「なあ、もう付き合ってるんだよな?」
「ね?」
「まだだよ!!」
「嘘だろ!?」
「嘘でしょ!?」
「嘘ついてどうすんのっ」
まじかよー。ありえないー。
って、2人して頭を抱えてる。
だって、だって、だって。
好きって言ってないし。
好きって言われてないし。
言っても、いいのかな。
言っちゃう?
「まーくん、顔赤いよ」
「う、うっさいよ」
言うとしたら、いつ?
なんて考えて。
ひとり、もっと赤くなった。




