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Led by cards  作者: みやぎ
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「最近ラッキートランプひいてるの?」

「あーー、あんまり」

「何で?」

「ジョーカー引いちゃいそうでこわくて」






朝練が終わって、僕と透は制服に着替えていた。



友弥は試合が終わってからまたサボるようになっていて、今日の朝練は寒いーーーって言いながら部室でゲームをやっていた。



僕は坂本先生と軽いキャッチボールとグラウンドの隅でスイングや筋トレをしていて、時々隣で練習しているサッカー部を………ボールを追いかけている真鍋先輩を見ては、ひとりで赤くなっていた。






「でも、さっきちらっと見たけど、イイ感じだよね、まーくんたち」

「ええっ!?」

「ああ、何か………甘いな」

「あああ甘い!?な、何がっ!?」

「漂う空気感が。ねぇ?透くん」

「だよな?」

「なっ………何言ってんの!!もうっ!!」

「照れんなよ、まー」

「今さらだよ、まーくん」






イイ感じ?甘い空気感?






…………うん。分かる、よ。それは僕にだって分かるんだ。



だから。



だから、すごく、どうしたらいいのか、困ってて。






「新井ぃ、外に真鍋先輩居るぞーーー。呼んでくれってーーー」

「え!?ぼぼぼ僕!?えと、はい!!今行きます!!わわわわっ」






2年の先輩に言われて、パニクって慌てすぎてロッカーの物をドサドサって落としちゃって、透と友弥に爆笑された。






「何だろね?」

「朝も一緒だったのにな」

「ラブラブだね」

「ラブラブだな」

「もう!!やめてよ、2人とも!!僕先行くからね!!」






慌てすぎて、ネクタイが結べないまま、僕は荷物を持って部室の外に出た。



外に出ると、真鍋先輩が本当にそこに居て。






「わり、さっき言い忘れたことがあって。って、お前ネクタイは?」

「あ、急いで出て来たから」

「ボタンぐらいちゃんとしろよ。開けすぎ」






え?って言う間もなく、だらしなく開いていたカッターシャツのボタンを真鍋先輩がはめてくれて、僕の顔が一瞬にして、かああああって真っ赤になったのが分かった。






「そこで赤くなられると、俺も照れるっつーの」

「う、だ、だって………」

「明日さ、学校終わってからお前ら3人何か用事ある?」






ぺしって叩かれた頭をさすりながら、んーーー?って考える、けど。






明日は特に何も聞いてない、よね。



きっとまた2人がうちに来て、だらだらして終わりかな。






「終業式のあとは、多分何にもないです」

「亮平くんが、明日一緒にどっかで飯食わない?って言ってたのすっかり忘れてて」

「木戸先輩が?」

「早佐構いたくて仕方ないらしい」

「あーーーーー」






ふふんって、意味ありげに真鍋先輩が、笑う。






友弥も、さ、結構木戸先輩のこと、気にしてたよね?






「じゃ、みんなで行きましょう!!」

「教室で待っててくれれば、俺ら行くから」

「はい、待ってます!!」






明日!!5人でごはん!!






何かちょー楽しみ!!

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