↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Led by cards  作者: みやぎ
PR
58/131

57

カシャッ…………






ん?カシャッ?






「二人とも起きてーー!!ご飯できたわよーーっ」

「え?」

「ん?」






母さんの声に顔を上げると、目の前に真鍋先輩の寝惚け顔があって。






うわ、超貴重な真鍋先輩の寝起き!!






って、一気に目が覚めた、けど。






さっき自分が真鍋先輩にしたことを思い出して、赤くなって。






誤魔化すために。






「母さん、もしかして………写真撮った?」






母さんに矛先を向けた。






「ふふふふ♡バレちゃった?二人があんまりにもカワイイ顔して眠ってるから、つい♡」

「もう!!ついじゃないよ!!ちょっと見せて!!」

「消しちゃダメよ?すっごく良く撮れてるんだから♡」






真鍋先輩も起き上がって、ベッドから僕たちをぼんやり見ている。






何が起こってるか、あんまり分かっていない感じ。






母さんから取り上げたスマホの、今撮った写真を見る。






ベッドで眠る真鍋先輩と、そのベッドに頭を乗せて眠る僕。






うわあああああっ!!ちかっ!!めっちゃ、顔、近いし!!






「どお?カワイイでしょ?」






ふふふふって笑う母さんと。






「俺にも見せて」






って、僕からスマホを奪う真鍋先輩。






「どう?真鍋くん、良く撮れてるでしょ?」

「そうですね、欲しいぐらいです」

「あら♡じゃあ真尋に送るから、真鍋くんは真尋にもらってね♡」

「ありがとうございます」

「ほら、ご飯できたから、食べましょう」






ふふふふ、ふふふふって。



気持ち悪いぐらい笑いながら、母さんは下におりて行った。






「ちゃんと後で俺に送れよ」

「………本当にいるんですか?」

「いるよ」

「ただ寝てるだけなのに………」






勢いとはいえ、おでこにチュウしたのが何かすごく恥ずかしくて。



しかも寝顔の写真が欲しいなんて、恥ずかしくて。






「新井、すげぇカワイイ寝顔だから」

「………っ!?」

「ほら、行こ。腹減った」

「はい………」






ほら。



ほらね?






聴きたくなっちゃう。






真鍋先輩。真鍋先輩は、僕のこと。



どう、思って、いるの?






立ち上がる僕を支えてくれる真鍋先輩に、聞きたくて、聞けなくて。






僕は真鍋先輩の腕を、きゅっと握った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。