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st.04 講習

「えーっと、職種は何?」


「職種...?」


「わかんないの!?じゃあ、あれ、カード!」


 カードとはなんぞや...?


「ああ、もう!持ってるでしょうよ左手に!それ渡して!!」


「ああ!いつの間に!?」


 一旦カードっていうか書類を手渡し、確認してもらった。


「チャッキー・ヘンダーソン64歳...電気工事士...車両整備部員...これほんとにあんたのか?」


 誰...!!


「あ、ごめん、裏面使用印押されてたわ...えぇっとぉ...エイジ・オガワマチ23歳...変な名前だな...無職...乗務部員...主に車掌の乗務...」


「一応車掌は経験したことあるんですけど...」


「嘘つけ!無職の人間が経験してるなんてありえねぇだろ!とりあえず未経験ね...」


 うーん、なんて言えばいいんだろうなぁ。まさか異世界の住人ですなんて言えないし...


「はいとりあえず講習はじめてくよ。ああ、ここはしご気ぃつけて。」


 列車の中に入って、乗務員室をみてわかった。これ、日本の設備と一緒だ。


「すいません!大体やり方わかっちゃいました!」


 当然相手はびっくり仰天。ありえねぇという顔をした。


「...じゃあ、ドア開けてみてよ。」


「いや...その前に乗務員室はどこに...」


「知るか!やり方わかるんだろ!当然乗務員室もわかるよな!さっさとやりやがれぶぁかやろー!!」


 こやつ...ちっちぇ!!...というのはさておいて、乗務員室の位置でありえるのは主に二つ。車両の端か中央だ。在来線とかだと両端にあることが多いが、寝台列車や新幹線だと中央にも配置していることが多い...だけどその場合両端だと車掌の業務ができないんだよなぁ...!


 と考えながら気がついた。そうじゃん、ここ、1号車じゃん。まよこ、乗務員室じゃん...!2人揃ってなんて大馬鹿だ...!!


「し、失礼しまぁす...」


 とりあえず木のノブを回し室内へ足を踏み入れる。うんうん、さっき見た通り日本の機械と絶妙に似ているな。向かって左手に運転台と収納式の椅子。あ、ツーマスだ!座面がモケットなのもポイントだ。外に直に出るためのドアの横にドアスイッチと連絡ブザー。冷房のスイッチも忘れてはいけない...て!そんなに変わってない!...異世界に来た意味...!


「ほら!ドアあけてみろよ!」


 まず開ける、閉める、一つのドアだけ開ける、閉めようとして駆け込み乗車されて安全のため閉めるのを途中で止めて開ける。


「...ドア開けなんて誰でもできる!エアコンつけてみろ!!」


 除湿!乾燥!冷房18〜30度!


「空気の状態なんかクソ喰らえだ!連絡ブザーはできねぇだろマニュアルにしか書いてねぇからなぁ!」


 確かに...京王とかだと壁に書いてあるのに...!


「出発せよ!」


 プー


「...扉を操作せよ!」


 プープー


「停止位置迄前後進せよ!」


 プープ


「列車防護に行く!電鈴の試験!合図の取り消し!!」


 ププープ、プーププー、プーププ


「...急停車せよ...!」


 プププププ


「なんでできるんだぁぁぁぁぁ!!!」


 まさかの正解!?京王の表記と一緒だからやってみたけど...なんで!?


「ムカつくがお前に教えることはもう何もない。卒業だ...」


 書類にスタンプをドンと押してから手渡された。


「じゃあな。」


「教官...」


 何も...教わってないんですけど...!!

更新遅くてすいませんね。学校大変なんです。

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