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「プラシアさん優勝おめでとうございます。どの試合も最高でした。これからも努力を続けてください。」
「はい、ありがとうございます。」
私は大量の金銭を手に入れた。
おそらく、ここでの2年分は遊んで暮らせるぐらいの大金であった。
「プラシア、先程は対戦ありがとう。」
「こちらこそありがとうございました。いい勉強になりました。」
握手を交わしお互いを称え合った。
「君に興味が湧いたんだ。土壇場での起死回生の力。あれには圧倒されるものがあったよ。よければ、もう少しお話ししませんか。」
彼の言葉には嘘偽りなく、私を心の底から認めてくれているようであった。
「はい喜んで、私もオーガスさんのこと気になっていたんです。」
国の中心部に位置するおしゃれな食堂。
ここではさまざまな美味しいスイーツがある。
私はメニューを上から下まで指を刺し全て注文した。
ちょっとリッチな人の気分を味わいたかったからだ。
転生前は、とても貧しい家に住んでおり、スイーツなど誕生日の日にか許されていなかった。
「お待たせしました。」
テーブルの上には食べきれんばかりのスイーツがありまるで夢のようであった。
もぐもぐ食べる私の様子をオーガスは笑顔で眺めている。
「可愛らしい見た目なのに、食べている姿は男っぽいんだね。」
何か気恥ずかしさのようなものを感じそれからは、ハムスターのような小口で、ちびちび味わうようにした。
「ところで、俺と旅をしてくれないか?君と一緒なら成長していけると思うんだ。」
彼はあの勇者たちとは違うということは言動からできており、私は彼の戦い方が好きなのでもっと見たい気持ちもあった。
「こんな私でよければ、ぜひご一緒させてください。」
私はフォークとナイフをテーブルの上に置き、握手をした。
「お互い最高を目指して頑張ろう。」
「うん」
「そういえば、君の力なんだけど…」
「どがあああん」
外で物音、いや爆発音のような音が聞こえた。
私たちは、急いで外に出て周囲状況を観察する。
「国の半分が崩壊している。」
信じることが出来なかった。
あんな数秒で、今まで見てた景色が変化するという異例の事態に。
「あーあ、狼やったから来たけどやっぱ大したことねえじゃん、やっぱ俺来なくてよかっただろ。あのくそ親父め。後で覚えとけ。」
なんだあのまがまがしきオーラを放つ少年は…
最強の魔道士であるはずのオーガスはが、後退りした。
「あっあれは魔王の息子、メルカバー!」
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