7
連続攻撃が私に襲いかかってきた。
もう身体はボロボロだった。
まずいこれではもうだめだ。
オーガスはまだぴんぴんしていた。
「どうした。どうした。」
何度振り下ろしても攻撃の数が多すぎる。
何でこんなに狭いんだ。
剣を好きになれば、なるほど嫌でも分かってくる。
剣術には限界がある。
昔はもっと自由だと思っていた。
自由に剣を振り、相手を倒す。
それが、理想の剣士だった。
そうだ。
剣で舞踊りたいんだ。
固定概念に囚われるな。
一切りで一個じゃない。
一切りで、たくさんだ。
「なっどういうことだ。俺の技が全て切られているだと。」
これだ。
この動きだ。
私はフィールドを駆け巡り舞踊っている。
まるでダンサーのように軽やかであった。
「俺の技よりもその数倍数千倍美しい。だが負けてらんねえ。お前が限界を越えるなら、俺はさらに上に行けばいい。おらー。」
「無駄よ。」
今の私の研ぎ澄まされた状況では、何百攻撃が増えようがない。
全て攻撃を切ればいい。
彼は今大技を出した。
つまり隙が大きい。
狙うは今この瞬間、相手の懐に入り、一気に切る。
「くっお見事。」
渾身の一撃がクリーンヒット。
さすがにこれは勝った。
砂埃のせいで、オーガスの姿が見えない。
煙が消えた瞬間、オーガスの姿が見えなかった。
「どっどこに?」
後ろを振り返るとオーガスの姿があった。
砂埃を利用して私に接近した。
これは避けられない。
「あれっ、攻撃は?」
「オーガス選手ノックダウン、よって優勝はプラシア選手!」
どうやら最後の力を振り絞り、私の背後をとったようだ。
彼の戦いぶりはとても美しかった。
私の戦いぶりはまだまだ雑な部分が多い。
「まだまだ修行が足りないな。」
しかし、優勝をすることができたことは大きな進歩だったし人生で初めてなことだったことで喜びで満ち溢れていた。
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