5
「オーガス選手の勝利」
彼の魔法は、なんの無駄もない美しいものであった。
第3者目線から見ると全く威力がないように見えた。
しかし、相手に触れた瞬間インパクトが発生し、吹き飛ばしていた。
洗練された魔法を目撃し感動した。
彼と戦うためには決勝まで進出する必要があった。
「戦ってみたい」
私はこぶしとこぶしを合わせた。
それでは第2回戦に参ります。
「プラシア選手そしてアムロ選手前へ。でははじめ!」
「1回戦みたよ、君魔法使わず勝ち上がるとは大したもんだよ。だが今度はそう簡単に行くかな?」
「ドーン」
今回は一振りで決着がついた。
私自身もこれほどの威力が出るとは考えていなかった。
これまでの経験で自身の成長を感じることができた。
「アムロ、ノックダウン、プラシアの勝ち。」
こうして第2回戦を終えた。
オーガスは相変わらずの実力で、相手をねじ伏せた。
もはや敵なしといった様子であった。
続いてすぐに準決勝がスタートした。
私の相手は、女性だった。
「あら、かわいいじゃない。でも私ほどではないけどね。」
「おばさん、勝負はもう始まってるよ。たわいない話は後にしてくれない。」
「おば、私まだ20代よ。お姉さんじゃい。サウザントサンダー。」
おばさんの身体中から電気が発射された。
これほどの数だと避け切ることができない。
「うっっ」
かなりきつい。
ガードしてもこれだけの威力とは、しかも彼女の電気で近づくことができない。
「まさかあなた魔法使えないの?人生負け組なのね。あー可愛そう。」
確かにそうだ。私はいつも負け組。
自分の力では何も成し遂げることができない。
でも、人一倍努力は続けてきた。
いつかは花開くと信じている。
信じる気持ちは何よりも大切だから。
「だから私は負け組じゃない。」
剣から、眩いばかりの光が溢れていた。
何かわからなかったが、力がみなぎっていることは分かった。
私は剣を上にあげ一気に振り下ろした。
すると、斬撃は目に見える形となり相手に向かって突き進んでいた。
「ビーム?どうして彼女は魔法が使えないんじゃ。うっ」
「サエリ選手ノックダウン、プラシア選手の勝ち。」
こうして私は決勝に進出した。
そして決勝の相手は…
「バーニング選手ノックダウン、オーガス選手の勝利」
ようやく戦える。
最高の楽しみをやっと味わうことができる。
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