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「オーガス選手の勝利」


彼の魔法は、なんの無駄もない美しいものであった。

第3者目線から見ると全く威力がないように見えた。

しかし、相手に触れた瞬間インパクトが発生し、吹き飛ばしていた。


洗練された魔法を目撃し感動した。

彼と戦うためには決勝まで進出する必要があった。


「戦ってみたい」


私はこぶしとこぶしを合わせた。


それでは第2回戦に参ります。


「プラシア選手そしてアムロ選手前へ。でははじめ!」


「1回戦みたよ、君魔法使わず勝ち上がるとは大したもんだよ。だが今度はそう簡単に行くかな?」


「ドーン」


今回は一振りで決着がついた。

私自身もこれほどの威力が出るとは考えていなかった。

これまでの経験で自身の成長を感じることができた。


「アムロ、ノックダウン、プラシアの勝ち。」


こうして第2回戦を終えた。

オーガスは相変わらずの実力で、相手をねじ伏せた。

もはや敵なしといった様子であった。


続いてすぐに準決勝がスタートした。

私の相手は、女性だった。


「あら、かわいいじゃない。でも私ほどではないけどね。」


「おばさん、勝負はもう始まってるよ。たわいない話は後にしてくれない。」


「おば、私まだ20代よ。お姉さんじゃい。サウザントサンダー。」


おばさんの身体中から電気が発射された。

これほどの数だと避け切ることができない。


「うっっ」


かなりきつい。

ガードしてもこれだけの威力とは、しかも彼女の電気で近づくことができない。


「まさかあなた魔法使えないの?人生負け組なのね。あー可愛そう。」


確かにそうだ。私はいつも負け組。

自分の力では何も成し遂げることができない。

でも、人一倍努力は続けてきた。

いつかは花開くと信じている。

信じる気持ちは何よりも大切だから。


「だから私は負け組じゃない。」


剣から、眩いばかりの光が溢れていた。

何かわからなかったが、力がみなぎっていることは分かった。

私は剣を上にあげ一気に振り下ろした。

すると、斬撃は目に見える形となり相手に向かって突き進んでいた。


「ビーム?どうして彼女は魔法が使えないんじゃ。うっ」


「サエリ選手ノックダウン、プラシア選手の勝ち。」


こうして私は決勝に進出した。


そして決勝の相手は…


「バーニング選手ノックダウン、オーガス選手の勝利」


ようやく戦える。

最高の楽しみをやっと味わうことができる。


最後までご覧いただきありがとうございます。

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