13
「お前ら魔力がないようだな。とういうことはそういうことだな。」
おっさんは何か悟ったような顔で腕組みをした。
「この世界は魔王に支配されていることは知っているか。」
「はい、知っています。」
コクっと頷き、ジェスチャーを交えながら私たちに説明した。
「この地域は魔王の領土のすぐ近くだ。魔王軍にいつ襲われていてもおかしくない。まだまだお前たちは日が浅そうだ。」
少し疑問に思った。なぜ彼は親切にこの世界について教えてくれるのか。
「そこで俺が、指導してやろう。この世界で魔法を使わずに生き抜く方法をな。それは」
「それは」
「それは」
「それは」
「これなら絶対に敵を倒せるというような必殺技を作ることだ。」
そんなことは誰でも知っている。
都合のいいことなんて起こるはずがない。
「あるんだよ、都合のいいことが。」
「えっ」
私たち2人は目を丸くした。
「努力さ」
ため息をついた。
なぜなら当然のことを言われたからだ。
「でも自分は努力してるって思わなかったから。答えはノーだ。本当に限界だと感じたことはあるか?もうやだと感じて投げ出したことはないか。そういうことだよ。」
彼のいうことは正しかった。
私は自惚れていた。
ちょっと強いからって最強だと思い込んでいた。
魔王襲来の際何もできなかったのに…。
「おっちゃ、いや師匠と呼ばせてください。私に私たちに色々ご指導していただけませんか?」
「ああいいとも、夢はお前らにたくす。」
師匠は小さくうぶやいた。
ぜひ星をキラキラさせて次話をお読みください。
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