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「お前ら魔力がないようだな。とういうことはそういうことだな。」


おっさんは何か悟ったような顔で腕組みをした。


「この世界は魔王に支配されていることは知っているか。」


「はい、知っています。」


コクっと頷き、ジェスチャーを交えながら私たちに説明した。


「この地域は魔王の領土のすぐ近くだ。魔王軍にいつ襲われていてもおかしくない。まだまだお前たちは日が浅そうだ。」


少し疑問に思った。なぜ彼は親切にこの世界について教えてくれるのか。


「そこで俺が、指導してやろう。この世界で魔法を使わずに生き抜く方法をな。それは」


「それは」


「それは」


「それは」


「これなら絶対に敵を倒せるというような必殺技を作ることだ。」


そんなことは誰でも知っている。


都合のいいことなんて起こるはずがない。


「あるんだよ、都合のいいことが。」


「えっ」


私たち2人は目を丸くした。


「努力さ」


ため息をついた。

なぜなら当然のことを言われたからだ。


「でも自分は努力してるって思わなかったから。答えはノーだ。本当に限界だと感じたことはあるか?もうやだと感じて投げ出したことはないか。そういうことだよ。」


彼のいうことは正しかった。

私は自惚れていた。

ちょっと強いからって最強だと思い込んでいた。

魔王襲来の際何もできなかったのに…。


「おっちゃ、いや師匠と呼ばせてください。私に私たちに色々ご指導していただけませんか?」


「ああいいとも、夢はお前らにたくす。」


師匠は小さくうぶやいた。


ぜひ星をキラキラさせて次話をお読みください。

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