10
「ああーーー」
私はどこか知らない地域まで飛ばされた。
「いってー、なんだいきなり上から?」
「すいません。お怪我はありませんか?」
人を下敷きにしてしまったようだ。
「ああ大丈夫だよっていうか何で上から人が降ってくるんだよ。」
ここはどこだろう。
森林に囲まれた自然に恵まれている地域のようだ。
目の前にいるこの男性は歳は私と同じぐらい?でここの住民のようだった。
私はなぜこのような経緯になったのか事細かに、詳細に話した。
オーガスという男に助けられたこと、そして私が魔法を使えない剣士なこともだ。
その話を聞きその男は涙を流して。
はじめは私に同情して泣いていてくれているのかと思っていたが、そうではないようであった。
なんというか自分に対する悲しみというのが正しい表現だろう。
「その花火魔法を使う、魔導士オーガスは、僕の父さんなんだ。」
「えっほんとなの。」
「ああ。僕も君と同じで魔法は使えないんだ。それがあり周りからは白い目で見られた。友達も一人もできたことがない。そんなことで落ち込んでいる僕を父さんは花火魔法で励ましてくれた。父さんの花火の美しさは今も忘れられない。」
「そうだったのね。気持ちは私と同じなのね。」
涙を必死に堪えながら、話したが今にもこぼれ落ちてしまいそうであった。
「このめぐり合わせは偶然ではないはず、きっと必然なことだったんだ。オーガスは死んだと断定するのはまだ早いと思う。だって私が見たのは国が消えたという光景だから。だから魔王を倒せばなんとかなるかもしれない。」
「でも僕じゃなんの役にも立たない。」
「私がサポートする。私だってまだまだ。魔法が使えないからって心配する必要なんてないよ。だって私君の父さんにだって勝てたんだから。」
「そうだよね。一歩踏み出さなきゃ何も変わらない。僕の名はカルア。今日からよろしく。」
「こちらこそ一緒の頑張ろう!」
目標を一にしお互いの信頼関係を深めあった。
全て平和を取り戻すために〜
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