6 夕闇の食堂、淡い灯
村の集合食堂で、シルラジネルとペナンジール、そして同い年の友人たちは早めの夕食を摂っていた。
この食堂は営利目的の食事処ではなく、村人に食事を供する公共施設だ。嗜好品以外の食糧は、基本的には村の共有材であり、村人たちは自分たちの生活のペースに合わせて、昼食と夕食を取りにこの食堂を訪れる。
ただ、村人全員が毎日、毎食来るわけではない。朝食は各々の家で取るし、何らかの理由で自宅ないし仕事場で食事を取る者も少なからずいる。また、食堂は大きめに造られているとはいえ、いちどきに村人がやって来たらさすがに席数は足りない。なので「お持ち帰り」して自宅で食べる、というスタイルの家族も多い。
シルラジネルの両親のように、仕事の手が離せない状態であれば、弁当や作り置きなどでその場で済ませる者もいるし、比較的食堂が空いている今のように親しい友人たちで食堂に集まるなど、オルテ村においては食事の取り方はかなり自由だった。
なので、やや早めの食事を摂っている一同のうち、家族が食堂に来ないことがほぼ確定しているシルラジネルとクイハネルラは、持ち帰りの夕食を家族の人数分頼んだ上で同席している。持ち帰りの食事には自分の分も含まれるので、ここでの食事はごく軽めのメニューだった。
そんな中、増量メニューで頼んだ堅焼きのパン、それにリークと豆に少々の塩漬け豚肉が入ったシチューを猛然とがっつくペナンジールを、他の面々は呆れたように眺めていた。
「ふぃーっ、やっと人心地ついたぜ」
「そりゃ、いちばんに食べ始めて、今まで食べてればねぇ……」
とっくに食べ終えて、お茶を片手にまったりしていたキーオマーヤがしみじみ呟いた。
「おばさんじゃなくても、食べたぶん働け! とか言いたくなるね、これ」
「けど、そのぶんまた腹が減るんだぜ? しょーがねーじゃん」
「ラジーはどうなのさ? 一緒に採取に行ったんでしょ」
「いや、僕はここまでは……」
アルファラウルの問いに対する答えに、テーブルに集った面々はペナンジールにジト目を向けるが、当人はどこ吹く風だ。卓上の枝差し容器から柳の枝を引き抜いて、がしがしと歯をせせっている。
「まぁ、魔力はけっこう使ってたのは確かだな。採取のときも、さっきのリフ・ボールのときも」
「それ。食べてる間は訊けなかったけど、結局最後のアレ、なんだったの?」
ミーネハルマが眉根を寄せてペナンジールとシルラジネルを交互に見る。シルラジネルは「何で僕を見るのさ」と言いたげに辟易した顔を作った。
「アレ? どれ?」
「なんかスゴいジャンプして、ボールを打ったと思ったら、《障壁》を出してた相手をぶっ飛ばしてたアレ! 何をどーやったの?」
一連の動きをまとめて詰問するミーネハルマの言葉に、問い詰められた二人以外は興味津々で頷いた。ペナンジールはへらり、と笑い、シルラジネルはもの思わし気に片眼を細めた。
そのシルラジネルの様子に、アルファラウルは意外そうに尋ねた。
「ラジーは見えてたの?」
「見えてはいなかったけど……あれ《足場》──ていうか《ジャンブ台》だろ?」
「そそ。ツァイせんせーと採取のときの話をしてさ、そしたらできるんじゃねーの? って」
「またぶっつけ本番かよ……おかしいだろ」
頭を抱えたシルラジネルに、話の見えない友人たちの困惑顔が向く。その中で小首を傾げたクイハネルラがぼつぼつと口を開いた。
「えと……採取に行ったところでペナンジールが《足場》を使って……さっきの教練のときにその話をしたら、《足場》が使えるなら《ジャンプ台》もイケるだろう、って先生に言われて……使ってみたらできた、と……」
「そうそう」
「……しかも、両方とも初めて使った、と」
「そうそう」
「いやオカシイでしょ」
クイハネルラの解説に頷くペナンジールに、ミーネハルマがツッコんだ。
《ジャンプ台》は《反発盾》の特性を持たせた《足場》で、補助の魔導具なしで生み出すのはかなり難しい代物だ。塗魔法に長けたドロウ・エルフであっても、ペナンジールの年齢でそうそうできることではない。
「なにサラっと言ってんの!?」
「なにが?」
「練習もせずに、んなコトやったの!?」
「おー、やってみたら、なんかできた」
へらへら笑うペナンジールに、他の全員が頭痛をこらえるような顔をした。
「飛び上がったのはわかったけど、《障壁》をボールがすり抜けたのは?」
「あぁ、あれはすり抜けたわけじゃなくて──」
タシュクハミウの疑問に、またクイハネルラが解説を入れた。
「対戦相手に向けてボールを打ったんじゃなくて、飛び上がるのに使った《ジャンプ台》にボールをぶつけて、相手に向けて反射させた……んだよね」
「そうそう」
「なにそれえっぐ」
ミーネハルマが顔をひきつらせてペナンジールを凝視した。
頭を抱えたままのシルラジネルが、呻くようにそこに付け加える。
「飛び上がって相手の注意を上に向けたところにソレとか……つか、なんで初めて使って当てられるんだよ」
「やー、さすがに身体のどっかに当たれば上出来、ぐらいのつもりだったんだけどな……まさか頭に行くとは、おれもビックリした」
「「「「「「えっぐ」」」」」」
試合の最後の顛末を聴き終えた友人連は、あまりの結果オーライぶりに呆れ果てた。対戦相手のディシトールにとっては酷い事故のようなものだろう。
「あのひと、大丈夫かな……ふらついてたけど」
「想定外の衝撃で頭を揺さぶられたせいだね。頭部防具もあったから、そこまで強い衝撃じゃなかったとは思うし──」
試合の決着に伴い、ツァイコンタスは今日の教練を終了にした。そしてそのままディシトールをかつぎ上げ、教練所に併設された診療所に運んで行った。
心配そうなタシュクハミウに、落ち着いた声でキーオマーヤが見立てを語る。
「少し休めば快復すると思うよ?」
「それならいいけど」
「代表選手サマなら、あれくらい慣れっこだろ」
「……あの当たり方は、めったに無いと思うなぁ」
なんでもない、という調子のペナンジールに、アルファラウルが苦笑混じりに評する。ペナンジールは少し肩をすくめて、シルラジネルのラケットを取り出した。
「さんきゅ、ラジー。まあまあイイ感じだったぜ、コレ」
「……表面処理とか、まだ全然なんだけどな……よく回転かけられたな」
「ヘコんだとこの削った感じがうまく噛んだっぽい。ラジー、ラケット作りの職人になれるんじゃね?」
「ペナンが使った感想だけじゃ、まったく参考にならない気がする……」
規格外の感覚派であるところの友人の推薦に、シルラジネルは何とも言えない顔をしながら、活躍したラケットを受け取った。
「そもそも、ラケットの使い手になるつもりでも、作り手になるつもりでもないから。ラケットを作ったのはあくまで実技教練の……補助用のつもりだっただけで」
「まぁ、素手よりは、ね……今日は練習どころじゃなくなっちゃったけど」
アルファラウルの言葉に、会話の輪に苦笑が広がった。
「ラジー、けっきょくボール作っただけだろ? まだチカラ残ってんじゃね? ちっとここで《障壁》の練習してこーぜ」
「まぁ、確かにほとんど何もしなかったけどな……」
シルラジネルは、口をへの字に曲げて呻くように呟いた。
教練のたびに、今日こそは、今度こそは、と、歯を食いしばり、臓腑を絞り出すように力み、気を吐く。頭の芯は痺れ、眼も霞んでくる。
しかし、実は結ばない。何も生み出されない。
諦めてしまったわけではない。だが、失敗が常態化してしまったせいか、何をしても上手くいく気がしなくなっているのも確かだ。
「もう……どうすればいいんだか……さっぱりわからない」
「アタマ悪いおれだってできるんだから、ラジーだってイケるって」
「ペナン……いまだに基礎座学も合格してなかったもんね」
「今日の午前に合格したぞ?」
「マジで!?」
「おお……やっと」
「だからラジーだってイケるイケる! こう、“ザッ”って感じで」
言うなりペナンジールは、ごく小さい《障壁》を突き出した手のひらの前に出してみせた。
瞬間的に生み出されたごく小さな四角い板状の《障壁》は、ひと呼吸の間ほどその場に留まってから散じて消える。
シルラジネルはその過程の一部始終を、漏らさず目に焼き付ける、と言わんばかりに凝視していたが、けっきょくは肩を落としてため息をついてこぼした。
「──って、見ただけでわかるなら、こんな苦労してないよ」
「だよねー」
「もうちょっとマシなアドバイスないの?」
「えー、んなこと言われてもなー」
キーオマーヤとミーネハルマに促されたペナンジールは、眉根を下げて唸る。
「んー……こう、グッ、ときて、むーーーーん、って感じでチカラが流れて、そこからビビッ、って弾けて、ザッ!、って出てくる──わかるだろ?」
「「「「わかるか」」」」
擬音だらけの説明に異口同音に呆れたツッコミが発せられる。
ただ、ツッコまなかった二人のうち、タシュクハミウは苦笑しただけだったが、もう一人──クイハネルラは指先を顎に当てて思案げに黙り込んだ。
誰もが認める優等生の少女のその挙動に、場の面々が意外そうに注目する。
「ネルラちゃん……今の説明、わかったの?」
「あ、ううん、わかんなかったけど」
あっさりとした返しに、全員が小さくズッコケた。
その様子に構わず、クイハネルラは言葉を続ける。
「逆に、シルラ君はいつもどうやってるの?」
「いや……だからできないんだって──」
「うん。だから、どうやろうとしてるか、説明できる?」
それは「できるやり方の模倣」ではなく、「できない理由の解明」というアプローチ。
自分の間違いを掘り出そうとするその質問に、シルラジネルはわずかにたじろいだが、ぽつぽつと自分の“やり方”を語る。
「──《障壁》を出す目標地点を照準しながら、身体の中の魔力経路に集中して、魔力を発する掌に近い経路上にパスを接続して、必要と思われる量を取り出したあと、照準点に作り出す《障壁》の型をイメージして、そこにはめこむように魔力を押し出すように……って、なんだよみんな」
シルラジネルは自分を見つめる周囲の真顔に戸惑って言葉を切った。
「ん、んー……?」
「いや、正しい。正しいんだけど……?」
「おー、さすがラジーは頭イイな! おれにはよくわかんねーけど」
「てゆか、コレは──」
感心しているペナンジール以外は、一様に疑わし気な視線をシルラジネルに向けた。
「シルラ、あんた……毎回そんなこと考えながらやってるの?」
「ん──うん……?」
「えええええぇ……」
「いやいや──ええぇ……?」
信じられない、というように声を上げるミーネハルマ、キーオマーヤ、タシュクハミウ、そしてアルファラウル。
その反応に困惑するシルラジネルとペナンジール。
その中で、得心したようにクイハネルラは頷いて告げた。
「シルラ君……それは明らかに考えすぎだね」
「いや、正しい手順と、過程の正確な理解がないと──」
「うん、それはそう。だけど、毎回そこまで考えて力を使うひとはいないし──」
ちらり、と横目でペナンジールを見るクイハネルラ。見られたペナンジールは「お、おう?」と短く答える。
「──そもそも、咄嗟に張らなきゃいけない《障壁》に、そんなことを考えてる余裕はないし」
「そうだけど──! まずは出せるようにならないと話にならないだろ! だからまずは正確な過程と力の動かし方を身に付けて──」
「うん、それもそう。ただ……シルラ君は理屈──というか、言語化することに注力し過ぎなんだと思う」
「言語……化……?」
理屈、という言葉から言い換えられたその表現に、周囲の友人たちは「あー」と納得顔をした。ペナンジールだけは「あー?」というわかっていない顔だったが。
そんな空気に囲まれたシルラジネルも、さすがに自分の語ったやり方を見つめ直し、その無駄の多さに思い至った。
「でも……言葉にして理解する以外に、どうやって──」
「そこでさっきのペナン君の話に戻るんだけど」
ふたたび横目でペナンジールに目をやるクイハネルラ。
ペナンジールは「お?」と、目を瞬いた。
「いったん、やり方とか、過程の説明とかぜんぶ放り出して、勢いで行っちゃった方がいいんじゃないかと」
「はぁ!?」
クイハネルラの提案に、シルラジネルは思わず大きな声を出してしまった。
およそ優等生らしからぬ、まさに思考停止したかのような方法論に、友人たちもみな言葉を失う──否、一人を除いて。
「おー、やっぱり勢いは必要だよな! ラジー、ぐいっ、と引っ張って、むぃーんっ、って流して、ビッ、って出せば、ザッ、って出来るぞ!」
「……さっきと違わない?」
「だいたいそんな感じだって! 勢い、勢い!」
アルファラウルの控えめなツッコミも流して、ペナンジールはクイハネルラに支持された「擬音によるプロセス」を再度披露する。
シルラジネルは胡乱気な顔でペナンジールを見て、クイハネルラへ視線を移し、さらに全員の顔を見回した。誰もが言葉を発さず、どこか期待するような眼差しで自分を見ているのを見て取って、諦めたようにため息をつく。
「──ええと……?」
「考えない」
試そうと右手を上げかけたところで、見透かしたかのようにクイハネルラが口を出す。シルラジネルは渋い顔をして「わかってるよ」とぼそぼそ呟くと、雑念を追い出そうと目を閉じた。
(ぐっ、むーっ、びっ、ざっ──だったか? いや、“ざっ”て部分はなんだか《障壁》を出せた結果みたいな言い方だったような気もしたな……)
「か・ん・が・え・な・い」
「お、おう」
つい考察し始めてしまったことを今度は本当にクイハネルラに見透かされて、シルラジネルは狼狽した返答を返す。目をつぶっているが、周囲に苦笑の気配が感じられた。
改めて、大きく息をつき、口を引き結んで雑念を払う。
無心に、言われた通りの擬音を頭の中で繰り返し、体幹と、腕と、掌の先と、ひたすら自分の中の魔力経路にだけ集中する。
(ぐっ、むーっ、びっ、ざっ──ぐっ、むーっ、びっ、ざっ……)
(ぐっ、むーっ、びっ、ざっ、ぐっむーっびっざっ、ぐっむーっびっざっ、ぐむーびざっ、ぐむーびざっ……)
繰り返すうちに擬音すら意識の中に溶け始め、次第にテンポが速くなっていく。魔力経路のパスから導かれる自分の中の魔力が、外に出ていこうとしているのをおぼろに感じるが、どうにかそれを言葉にせずに、流れるに任せ、放出できるようにさらに擬音を繰り返す。
(ぐむーびざっ、ぐむーびざっ──)
「……ぐむーびっ──」
つい、擬音を口に出したそのとき、ミーネハルマの「あっ」という声が皆の無言を破った。
「いま、なんか出なかった?」
「えっ」
「あ──うん。なんか見えた、かも」
「おおおお」
口ぐちに発せられる興奮気味の報告に、シルラジネルは目を見開いてクイハネルラを見た。提案者のクイハネルラは表情こそ変えなかったが、その顔の横になにかキラン、と光る星が見えた気がした。
「もういっぺん、いってみよう」
「お、おう、よし」
取り出した力が自分の外へ飛び出していく感じ──と、再現のためにまた「言葉」を使おうとしている自分に気付き、かぶりを振ってそれを追い出す。
今度は目をつぶらず、おそるおそるといった体で手を掲げ、小さく息をついてもう一度。
「ぐっ、むー、びっ……」
小さく呟いた言葉ととともに、右手の先に何かぼんやりした影が生まれたのを、今度は全員がはっきりと見た。
クイハネルラも、ペナンジールも、そしてシルラジネル本人も。
「本当に出た!?」
「なんか、擬音が変な呪文みたいになってるな」
「そして、出した本人がいちばん信じられない顔してるのがウケる」
努力し、熱望しても得られなかった結果が、思ってもみなかった形であっさりと現れた。その成り行きにシルラジネルは呆けたように自分の手先を眺め、周囲はそんな友人の様子を見て手を叩いて笑っていた。
「できたじゃん、ラジー!」
ペナンジールに背中をばんばん叩かれて、シルラジネルは我に返った。次第に「自分にもできる」という体験が頭に浸透し、知らずのうちに口の端に笑みが、目元に涙が浮かんでくる。
ずっと行き詰まっていた最後の仲間の能力の開花に、友人たちも笑みを交わす。
シルラジネルは乱暴に目元を手で拭い、ともすれば感極まって上ずりそうになる声を必死に抑えて立ち上がった。
「ぼっ──僕、帰って……母さんに──母さんの食事を用意しないと」
「おー、メシ番だもんな」
「……ん、いい報告ができてよかったね」
ペナンジールとクイハネルラは、それぞれシルラジネルの離席の弁を受けて、頷いて送り出す言葉をかける。
シルラジネルはクイハネルラの言葉を聞いて鼻に皺を寄せると、その顔を見られないように背けて小走りで食堂から出ていった。
「いやー……なんだかんだあったけど、いい日になったねぇ」
キーオマーヤが感慨深げに呟けば、
「うん、肩の荷が下りたっていうか、しこりが取れたっていうか」
タシュクハミウも頷き、
「ペナンの座学も終わったしね?」
アルファラウルが付け加えると、
「あー、そういえばそれもあった」
ミーネハルマはとぼけた風に応じ、
「忘れんなよー」
ペナンジールは笑って抗議する。
そして、クイハネルラだけは黙ってシルラジネルが立ち去った方を見送っていた。
そんな和やかな空気の漂うテーブルに、思いがけない──というより、忘れられていた“あるもの”が二つ、やって来た。
ひとつは──
「なんだい、盛り上がってるじゃないか──あれ、シルラジネルは?」
問いかけと共に、どどん、テーブルに置かれるいくつもの包み。
そこへやってきたのはペナンジールの母親、この食堂の重鎮であるところの料理人のミチェムジーラだった。
「持ち帰りの夕食、シルラジネルも頼んでたよね? トイレにでも行ってんのかい?」
「「「「「「──あ……」」」」」」
そしてもうひとつ、困惑する一座にさらなる声。
「おー、盛り上がってるとこ悪いが、ちょっといいか?」
「「「「「「──え……」」」」」」
現れたのはツァイコンタスと、その巨体の陰でばつの悪そうな顔をしたディシトール。
テーブルを囲んだ面々は顔を見合わせ、それぞれがちらちらと視線を移していき、最終的には一人に向けて集約した。
クイハネルラは眉間に皺を寄せて、渋面一歩手前の顔に笑みを浮かべようとした。
口元がひきつるのは止められなかった。
〇いいわけ──喧々囂々
この回はいちおう最初から予定にあったパートですが、出てくるキャラクターが増えたのでセリフの振り分けに気を遣いました。
キャラクターが固まっていると、それぞれの考えで喋るため、ちょっと気を抜くと脱線しまくってどんどん長くなってしまう恐れがあり……なので雑談の場ではありますが、最初に想定していた流れ重視で余計な会話は極力排しています。
けっこう、力任せに誘導した気も無きにしも非ず。
お話としては、次回が折り返しぐらいの感じです。起承転結で言えば、承から転へ移行するあたり。
あくまで、ささやかな出来事、ということで。
次回の投稿は、7月1日の予定です。




