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自分史  作者: 暮葉畏啓
銀輪顔社
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自己ログ倉庫92 「受験の持論」

私はね、受験ってのは非常にめんどくさいものだと思ってるんです。


人の一生がどんなふうになるのかっていうのをある程度決める分岐点ってのがいくつかあるんですよ。

受験はね、その分岐点の一つ。


結構ね、大事なのよ。


そして他の分岐点はね、ここまでプレッシャーはないのよ。


自分の将来がどうなるのかについて一番多感な時期に、宙吊りの状態で走り続ける、努力し続ける時期。それが受験期間じゃないかな。


非常に奇妙なのよ。


怖いのよ。


勉強しても失敗するかもしれないし、

勉強しなくても成功するかもしれない

何を成功の基準にするかも人それぞれ違う。

自分は何を成功の基準にするか、という点だけでも逃げるのか攻めるのか選択できてしまう。


それら含めて受験期間をどんなものにしたいのかっていう話になる


大事な分岐点なのよ受験って。

でも、受験という分岐点をどんな顔で迎えるのかっていうのも重要なことなのよ。


何も考えずに、親から言われた志望校を目指して、ただただ塾に通い詰めて何もかんがえずに勉強してもいいんですよ。

全部スケジュールとか決めてもらって、勉強だけを考えて生活すればどこへだっていけると思いますよ。


でもそれではね、受験に重みがなくなるんだ。ただ、結果まで最短ルートっていうのはね、あまり意味がないよ。意味がないどころか、邪魔にさえなるかもしれない。


私は少なくともそう捉えてる。


いつも私が言っていることだけど、成長ってさ、何も頭が良くなったとか運動ができるようになったとかだけじゃないのよ。この問題が解けるようになったとか、何かができるようになったというのは能力の成長なのよ。


でも、能力は上がらなくても考え方が切り替わったり、考え方の手札が増えることだってあるでしょ。それはね、私は精神の成長って呼んでる。


長い目を見ればね、能力の成長っていう成長の方が廃れやすいの。歳をとるとともに筋肉が衰えて記憶力が低下して視力が悪くなっていく。

そうすれば自ずと能力の成長はピークが来る。


でもね、精神の成長はそんなものないんだ。

だから精神の成長が大事だっていうわけではないんだけどね。


なんせ、今のを読んでいればわかると思うけど、能力っていうのは貴重なのよ。ずっと保てるものじゃないから。

だから能力の方が目につきやすいし、実生活に直結するものなんだ。


だからね、それを求めるのは大事だし間違っていない。でもね、それだけを求めていたらよくないんだ。能力はすごい。けれど、能力しか持っていないんだったらすぐに賞味期限がくる食品みたいにガタがくる。

その上、精神の成長が止まっていたのだったらどうなると思う?


いつまでも衰えた自分の能力を現役選手だと思い込んで酷使し続けるんだよ。その結果どうなると思う。周りに呆れられ自分もよくない未来が待っているよね。


精神の成長も結構重要なことなんだ。


でね、能力の成長と精神の成長を同時に行うこともできるんだ。

それが最も良い方法なのだけどね、

私はね。勉強に対してはね、最大出力で一番難しいところに行かなくて良いと思っているタイプなんだ。

何にでも余白は必要なんだ。落ち着きが大事なんだ。


一番良い大学にいっちゃうとね、箔がつくでしょ。その箔に対して自分が見合っているならいいんだけれどね、能力は衰えちゃうからね、どこかで釣り合わなくなるんだ。

そうなるとね、その箔がただただ自分を束縛する嫌なものになるんだ。

私はそれを高校で経験したんだ。

割と辛いものだったよ。


だから何も一番全力で頑張る必要はないんだと、長い目で見た時はそう思っているよ。


だから遊べ、じゃないんだけどね。


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