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自分史  作者: 暮葉畏啓
上界結社
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自己ログ倉庫28 「友人への誕生日カードとその友人の紹介」

俺が中学生の頃仲が良かった友人のうちの一人でミドルラプトルというあだ名を持っていた男がいる。


小学4年生の頃に恐竜が好きという共通点で仲良くなった中島という子だ。


中=ミドル、島=ランド


だからミドルランド。けれど俺は彼が恐竜好きだとよく知っていて、彼がラプトルを好きなのも知っていたので、ミドルラプトルと呼んでいた。


ラプトル=泥棒


…これは無視しよう。


周りからはミドランと呼ばれていたその男と俺が最後にあったのは高一になる前の春休みだった。


それから対面で会うことはなく、ラインでも半年に数回くらいしか話さないようになっていた。


でも俺は、人間関係でうじうじ悩む体質ではなく、人間関係に無知な人間であるからこそ、普通なら躊躇しても仕方ない相手へ誕生日カードを平然と送りつけた。


文面は中学生と変わらない青臭いネタから始まる。

追記で真面目で少し考えさせられる文章が続く。

そして俺らしい口ぶりで閉じる数百文字。


であるからこそ、世間を俺は笑う。


「以下本文」


おめでとうございます


夏の匂いが鼻をくすぐるこの新緑の季節にあなた様が誕生なられたことをいつまでもいつまでも世界は祝福するでしょう


追記


受験怖いし周り見ると不安になるけど、受験が僕らの前から逃げていくことはなくて、僕らが受験から逃げることしかないから、怖くて辛くて手が震えても、自分が望む行き先が決まってるなら努力するしかないでしょう。


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