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自分史  作者: 暮葉畏啓
子供幼社
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151/158

自己ログ倉庫151 「詩とネウロイ」

【1】

いつも空は山々の向こうに広がっていて

僕の手の中に捕まることはなかった


あなたはいつも遠くで笑っていて

僕の前で笑うことはなかった


僕はいつも鏡の奥で僕を見つめていて

僕が触れることはできなかった


ああどうしてこの世界は

こんなにも僕に冷たいのだろう


あなたは彼と

彼は彼女と

僕はどこへ行けばいいの



【2】

夕闇を抜けて

太陽の明るみに出た

空を飛ぶ兵器と僕たちは

501の称号を背負う


陽光が星のかけらのように

ネウロイの周りで散っている


僕たちは銃口を向ける

彼女は魔法を使用する


全てはネウロイを打倒するため

ネウロイを殺すため


ネウロイを…

ネウロイって誰でしょう。


歴史の授業で学んだよ

侵略者だって言ってたよ


じゃあなぜ侵略しているかわかるかい?

知らないよ


なんで知らないの?

知る必要がないから


知ってもネウロイよりも僕たちが大事だから

だからネウロイは敵。


僕たちにとって敵であることには変わりないのだから。

殺したっていいんだ。


殺し合いの最中で人は理由を求める。

いつだって理由は自分たちで作り出したものだ。


世界が生まれた時から持っている理由なんてものは存在しない。

いつだって感情を持つ僕たちが理由を精錬する。


だから僕たちと同じ考えを持たない人は反論するし反論できる。

だって別の感情を持って別の理由を作れば良いのだから。


そもそもなんで理由を精錬しているの?

それはとある行動を起こすため。その行動を正当化するため。重要さを証明するため。


ではなんでその行動を起こしたいの?


その行動が人間にとって大事な行動だから。


ネウロイ。


そいつは侵略者だ。


僕たちの国を滅ぼした。だから僕たちはネウロイを殺さないといけない。


たくさんの人が殺されたから。侵略してきたから。

理由は僕たちが作る。


ネウロイを殺すという行動を起こすために,その理由を僕たちが精錬するのは普通のことだろう?



だから僕たちはネウロイを殺す。

なんで殺すのかって言う問いは野暮なんだ。




…利己的だね.


いいや、利他的だよ僕は.


君たちは利己的だ.


…そうかもね


でも共同体ではそれが一番大事だよ


僕は嫌いだな




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