お婿さんとお嫁さん
「スゥー、ハァー、やっちゃん!」
「は、はい」
立花に大声で呼ばれ反射的に返事をする屋台、
「りっちゃんね、やっちゃんのお嫁さんになる!」
「え?」
いきなりの告白に驚く屋台だが、立花は間を置かずに言う、
「やっちゃんのお嫁さんになって一緒にごはん食べて一緒にお風呂入って一緒に寝ておはようって言って行ってらっしゃいって言ってお帰りって言う」
「え、え、りっちゃん?」
「だからねやっちゃん寂しくないんだもん、フゥーフゥー」
立花は激しく体を上下させる、
「りっちゃん……」
「さぁ屋台、どうする?、立花ちゃんの愛の告白だよ」
立花は震えている、恥ずかしさと屋台の返事の怖さからだろうか?、そんななか奏は屋台の背かなを押し、屋台も大きく深呼吸をし、
「りっちゃん!」
「は、はい」
ガシッと屋台は立花の両肩をつかみ、
「僕もりっちゃんのお婿さんになる、りっちゃんとずっと一緒にいて絶対絶対りっちゃんを幸せにする!」
正に絵に描いたような告白の返事である、
「僕もだよ、僕もいるんだよ~」
蚊帳の外だった音頭も加わる、
「もちろんおんちゃんもだよ、三人ともずっと一緒でずっと楽しく行くよ~」
「オー」
音頭が右手を上げて叫ぶ、
「オー」
「おー」
屋台と立花も同じように叫ぶ、
「心配だけど心配無さそうね、ネ、奏ちゃん」
「ふふ、そうね睦」
そんな三人を見て、睦と奏は静かに微笑んでいる、




