執着する理由
「いきなりですね、前原先輩、突然どうしてですか?」
当然のように疑問を返す音頭である、
「祭もサッカーは出来るだろ、お前が入ってくれれば夜空も入る、二人揃えば俺たちサッカー部も大会でかなりいいとこまで行くと思うからな、大会で活躍すればきっとモテモテだぜ」
前原も音頭の運動神経は知っている、屋台程ではないが音頭もかなりの実力だ、しかし屋台と違いどこの部が誘っても音頭は助っ人にも来ない、なら屋台とまとめて勧誘、そんな前原の考えであったが、
「誘ってくれるのは、嬉しいことですがサッカー部に入るつもりはありません、だって僕は今[MIKOSI]のバンドリーダーですから!」
両手を高々と上げて音頭は言う、
「まぁ、そんな感じの返答だとは思ってたけどな」
前原は音頭の返答をあらかじめ解っていたようだった、
「じゃあ、これだけは教えてくれ、夜空、祭」
「何ですか?、前原先輩、僕とやっちゃんに答えられることなら何でも聞いて下さい」
音頭は何でも聞いて下さいと言う勢いである、
「夜空が祭に執着する理由だ、さっき夜空には言ったがお前達二人はできてるとか思われてるんだぜ、納得できる話を聞かせてくれたら、もう勧誘はしない、でもたまには助っ人に呼ぶけどな」
ちゃっかりしてる前原である、
「それは是非とも私も聞きたいですね」
葵も気にはなっていたのだろう、どんなことをすれば[勇者]になるのだろうか、
「それは俺から話しますよ、ただ、少し長い話しになるので場所を変えませんか」
「ああ、いいぜ、じゃあ学園の外にあるファミレスでいいか?」
「ええ、構いませんよ、音頭と葵会長はどうしますか?」
「もちろん僕も行くさ」
「私もお供させていただきます」
かくして四人は、学園の外にあるファミレスに向かうことになった、




