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荒涼たる海

(画面)

見渡す限り、灰色に沈んだ海。難破船の残骸だけが、力なく波間を漂っていた。



()

「なにしてるんですか?」(かわいい笑顔)

主人公

え?誰?


「また寝ぼけてるんですか。あなたの大切な愛妻、助手のさくらですよですよ。:(得意げな顔)


選択肢A

「俺は結婚した覚えはないぞ」


さくら

「また寝ぼけてるんですか」(いたずらっぽ表情)

さくら

「!?」(驚く)


選択肢B

「いつまでもよろしく」


さくら

「!?」(驚く)


(地の文)

その静寂を破るように、遠くで硬いものが弾ける音――そして、獣のうなり声が聞こえた。

さくら

「誰かが襲われています……!、助けましょう!」


【戦闘開始】




さくら

「襲われていた方、大丈夫ですかね?」(心配そうな顔)


(地の文)

少女は静寂の中、優雅に一礼した。


マリー・アントワネット

「 ご覧になりましたか?この私――マリー・アントワネットの、華麗なる戦いぶりを!」(得意げな顔)


さくら

(ぽかんとした顔)

マリー・アントワネット

「あら? そこで口を開けたまま突っ立っているのは、どなたですの。随分と間の抜けた顔をしていますわね」(普通の顔)


さくら

「い、いや……見事な戦いぶりだったから、つい……」(困り顔)


マリー・アントワネット

「当然ですわ。さあ、そこにひれ伏して構いませんのよ? わたくしの名は――マリー・アントワネット。この世で最も気高く、最も麗しい王妃ですわ!」(うれしい、意気揚々の顔)


(地の文)

――その時、遠くの海面が震え、地鳴りにも似た唸り声が幾重にも重なって響いた。水面から這い出る怪物の体躯には、歪んだ古代文字のような刻印が青白く発光している。


主人公

「『Apple』……リンゴ(弱点)のことか」


マリー・アントワネット

「まあ……! あなた、あのノイズに侵された文字が解読できますの? バベルの呪いのせいで、わたくしにはただの醜い記号にしか見えませんのに」(驚き顔)


(地の文)

一瞬、マリーの瞳に驚きと確かな関心が走る。彼女はフンと鼻を鳴らすと、扇で口元を隠しながら高圧的に微笑んだ。


マリー・アントワネット

「ほほほ、見直しましたわ! この世界で、まさかわたくしの補助が務まる『眼』を持つ者がいたなんて」(ほほえみ顔)

さくら

「なんで彼女は偉そうなんですかね…」(困り顔)

マリー・アントワネット

「――そこのあなた! いつまでもぼさっと突っ立っていないで、その眼で弱点を教えなさいな!」

(傲慢顔)

【主人公の選択肢】

A:もちろんだ、力を貸そう!

B:本当に、俺の手なんて必要か?


▼Aを選んだ場合


マリー・アントワネット

「あら、殊勝な口を利きますわね。……まあ、良いでしょう。せいぜい足を引っ張らないことですわ」


▼Bを選んだ場合

主人公

「本当に、俺の手なんて必要か? 一人で十分戦えているように見えるが」


マリー・アントワネット

「へぇ……減らず口を。」(引く顔)


マリー・アントワネット

「ふふ、謙遜ではなく試すような真似を? いいでしょう。わたくしの華麗な舞に華を添える誉れを、特別に授けて差し上げますわ!」(傲慢な顔)


さくら

「要するに、一人じゃ困るから助けてほしいってことですよね?」(あきれ顔、やれやれ顔)

(両ルート合流/地の文)

視線を上げた先、海面を割って次々と姿を現す影の群れ。怪物の体表には、主人公にしか読めない文字の刻印がいくつも浮かび上がっていた。


マリー・アントワネット

「さあ、始めましょうか! この程度の雑魚、わたくたちの敵ではありませんわ!」

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