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カトリーヌ

【ト書き】

荒廃した配管通路を潜り抜け、重厚な気密扉(エアロック)の前にたどり着いた一行。

イリヤ(主人公)が認証パネルに手をかざすと、重い駆動音とともに扉が左右に滑り出す。


**【SE】** ブシューッ……(気密解除と扉が開く重厚な音)


**マリー・アントワネット**

「ふぅ……ようやく着きましたのね。あの油臭くて薄暗い通路には心底辟易とさせられましたけれど……」

**【SE】** コツ……コツ……(硬質なブーツが金属床を叩く静かな音)


**【演出】** (立ち絵: カトリーヌが鋭く冷淡な眼光で一行を見下ろし、佇む)


**カトリーヌ**

「……無駄話はそこまでにしなさい。命からがら這い戻ってきたにしては、随分と能天気なツラをしているじゃないか」


**マリー・アントワネット**

「なっ……なんですの、急に現れてその態度は。わたくしたちは無事に戦線を突破して帰ってきたのですのよ?」


**カトリーヌ**

「突破? フン……ただ運良く生き残っただけの連中が、よくも誇らしげに言えたものだ。……それより」


**【ト書き】**

カトリーヌの冷徹な視線が、マリーとジャンヌを通り過ぎ、その後ろに立つイリヤ(主人公)の顔に固定される。

彼女の眉が不快そうにひそめられた。


**カトリーヌ**

「……誰だ、そいつは」


**ジャンヌ**

「こちらの方は先生です。私たちが追いつめられていたところを救援し、見事な指揮で導いてくださった方です」


**カトリーヌ**

「指揮? 冗談じゃない。私が聞いているのは『何者なんだ』ということだ。軍のデータベースにも名がない、所属不明の不審者をなぜこの重要拠点に足を踏み入れさせている?」


**さくら**

「ご主人様は不審者じゃありません! 敵レムナントの弱点を一瞬で解読できるんです!」


**カトリーヌ**

「(鼻で静かに笑い、イリヤを射抜くような鋭い視線を向ける)

……敵の弱点を一瞬で解読する、だと? 尚更怪しいじゃないか。軍の最新解析フレームワークすら突破できないレムナントのコードを、どこの馬骨とも知れないやつが即座に見抜くなど……あり得ない」


マリー・アントワネット

「……あら? 言われてみれば……そうですわね。軍の解析技術でも無理なものを、なぜ先生は一瞬で……?」

ジャンヌ

「マリーさんまで……! 理由が何であれ、先生が私たちを救ってくださった事実に変わりはありませんわ」


カトリーヌ

「おい、そこのお前。何者か証明できるか?」


【主人公の選択肢】

A「さくら、説明して」

B「役に立つから問題ないのでは?」

C「無理」

A

さくら

「バベルの塔であの事件が起こった翌日に、ご主人様は海岸におられました。それ以前のことは何も…」

B

カトリーヌ

「そんなわけあるか」

C

カトリーヌ

「論外だな」


カトリーヌ

「裏付けのない情報、出所の分からない力、素性の知れない人間……そんなものを私は絶対に信用しない。あんたが敵のスパイでないという証拠が、どこにある?」


**ジャンヌ**

「……カトリーヌさん。警戒される気持ちも分かりますが、先生が私たちを救うために命を懸けてくださったのは真実です。その誠意まで疑うのは、あまりに悲しいことですわ」


**カトリーヌ**

「甘いな、聖女様。戦場での『誠意』ほど安っぽい偽装はない。信用してほしければ、納得のいく履歴と裏付けを持ってくることだね」


---


### 【主人公の選択肢】


* **選択肢A:「信用してほしい」

* **選択肢B:「信用なんて要らない」

* **選択肢C:「俺の力が必要なら、結果で示すだけだ」


---


#### 【分岐展開】


**【選択肢Aを選んだ場合】**


* **カトリーヌ**:「言葉だけの証明など一文の価値もないわ。その見苦しい弁明がいつまで保つか……見ものね」

マリー・アントワネット:「口では何とでも言えますわ! さっきは確かにお見事でしたけれど……わたくしを不安にさせないためにも、ちゃんとした身元をはっきりしてほしいものですわ」

* **ジャンヌ**:「先生、焦らなくても大丈夫ですよ。信用は一日で築けるものではありませんもの。私と一緒に、少しずつ積み重ねてまいりましょう。……きっと上手くいきます」


**【選択肢Bを選んだ場合】**

マリー・アントワネット:「なんて態度ですの!」

カトリーヌ:「ふん……ハッタリだけは一人前ね。いい度胸だ。だが覚えておきなさい、少しでも不審な挙動を見せれば、容赦なくあんたの息の根を止める」


ジャンヌ

「心配いりませんよ、先生。カトリーヌさんも本当はみんなを守りたいだけなのです。」

ジャンヌ

「今は疑われていても、私がずっとお側にいてお助けしますから、少しずつ信用を築いてまいりましょう」


**【選択肢Cを選んだ場合】**


* **カトリーヌ**:「結果、ね。……それが自分の首を絞める縄にならないよう、精々気をつけることだな」

マリー・アントワネット:「たしかに助けていただいたのは事実ですから、特別に期待してあげますわ。」

ジャンヌ「カトリーヌさんどうか、これから示される先生の真実を、その目で確かめてみてください。」

ジャンヌ「先生、大丈夫です。私も一緒に戦いますから。きっと、結果はついてきますよ」

---


**【共通ルート復帰】**


カトリーヌ

「……チッ、無駄話はここまでだ。本部からの緊急作戦電文が入った」


カトリーヌ

「原因不明の空間の裂け目が発見された。おそらくバベルの塔に深くかかわっているものだ。至急現場へ向かい、詳細を調査せよとのことだ」


さくら

「空間の裂け目……!? そんなの、聞いたことありません!」


カトリーヌ

「危険度は未知数……まあ、運が良ければ無残にくたばらずに済むんじゃないか? 」

マリー・アントワネット

「ちょっと待ちなさいな! そんな不気味で危険な場所、わたくしが行きたいわけないでしょう!?」


ジャンヌ

「お気持ちは分かります。ですがマリーさん、その『歪み』を放置して街や私たちの居場所が飲み込まれてしまえば、マリーさんの望む幸せな世界も失われてしまいます」


マリー・アントワネット

「うぐ……わたくしの快適な生活を脅かされるのは、もっと困りますわね……! さっさと片付けてやりますわ!」


ジャンヌ

(優しく頷き、静かに前を見据える)

「ええ、与えられた試練には必ず意味があります。マリーさんの願いも、みんなの未来も、私たちが守ります。参りましょう、先生」


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