表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新青天の霹靂  作者: まめ
第二章 オープン記念パーティーで
23/51

青天の霹靂22(事件)

会場に行くと、「冬眞先輩」そう言って、嬉しそうにリルカが駆け寄って来る。「今まで挨拶を? ご苦労様です」そう言って冬眞はリルカは、労う。リルカは顔を赤くする。「いえ、お恥ずかしい話ですが、実は挨拶に私、飽きて先程まで、ずっと抜け出してました」「そうですか?」それを聞いて、冬眞はリルカには、アリバイがないんだと思い、それを聞いた簾は驚く。「その可愛らしい姿を見せてあげなきゃ、今日来てる人達が可愛そうですよ」そう笑って言った。簾にそう言われ、顔を真っ赤にしながらリルカは挨拶回りに戻って行く。「リルカの線は消えたな」そう廉は言った。「えっ?」「あの子が穂香さんに廉夏をやってもらうとしても、その間にアリバイを作らなきゃ、何の意味もない」「そうですね。確かに」冬眞もそれに頷く。「でも、これは犯人にとっては、計画がご破算だったな。まさか、リルカが抜け出すとは、計画のうちに入ってなかったんだ。さて、犯人はこれにどうするかね?」簾は面白そうに笑う。「だから、なぜ笑うんですか?」キョトンとして冬眞は廉に聞く。「可笑しいか?」「可笑しいです」「だって、可笑しいだろう? 犯人はどうやってここから、計画を建て直すのかね。そう、考えるだけで実に面白い」廉は本当に面白そうに言う。会場で廉夏たちの姿を見つけた富山は駆け寄って来る。「もう、大丈夫ですか?」「ええ、お腹が空いた位ですね」「ああ、それは良かった。是非、食べていって下さい」「はい」廉花は、元気良く返事をすると、早速ケーキ皿に手を伸ばす。それを邪魔するように、声がかけられる。「廉夏さん」『何?』と睨むと、そこには、廉夏が待っていたリルカがグラスを持って立っていた。「何か用?」でも、待っていたはずなのに、そんなこと、廉夏は忘れてしまうほどに、それほど腹を透かせていた。「遅くなりましたが、御祝いさせてくれませんか?」「祝いなんていいと言いたい所だけど、それを受けるわ。ありがとう」「では、どちらのグラスが宜しいですか?」「別にどちらでもいいわ。あなたが好きな方を選びなさいよ」ちょっと、拍子抜けしたように、リルカは言う。「では、こちらを」渡されたグラスを受け取ると、冬眞は廉夏の耳元で言う。「飲まない方が宜しいですよ」それに、ゆっくり首を振る。「大丈夫よ。学生が手に入れられる毒なら、もう免疫があるわ」そして、二人で乾杯と言って飲む。それを飲んで廉夏は首を捻る。『可笑しい。毒が入ってないわ』ごくごくと廉夏は飲む。異変が起きたのは、リルカの方だった。喉を苦しそうに抑え、リルカが倒れた。リルカも愕然としている。それに気づいた富山は駆け付ける。何かリルカの耳元で口を動かすが、穂波の叫びに皆の注目はそちらに行った。そして、叫ぶ。「お姉様」「ルリカ様」穂波と富山がほぼ同時に叫ぶ。富山が抱き起こすが、こと切れた。「ナゼじゃ?」党首が驚いたように言った。「富山すぐに出入口を封鎖しろ」「畏まりました」「誰であろうと、リルカを殺した者が、生きてここを出られると思うなよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ