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新青天の霹靂  作者: まめ
第二章 オープン記念パーティーで
24/51

青天の霹靂23(警察へ通報)

その通報を受けて、日向隊訝(ヒュウガタイガ)は、頭を抑えた。

『何やってるんだよ』

友達の顔を思い浮かべる。

日向とは、警視だ。

廉の友達である。

その日向が今回の事件に名乗りをあげた。

みんなの思いはそんな摂政(セッショウ)なだった。

警視のくせに、凄い身だしなみに気を付けていて、警察と言うと、皆から驚かれる。

そんな、日向と組んでくれる者はなく、日向とは正反対のトメさんだけだった。

それには、苦笑いを禁じ得ない。

トメさんは人のよいじいさんだ。

それに、対して日向は、香水プンプンの警視とは、言えない男だった。

日向は、トメさんと若手刑事と共に現場に行く。

「どうしてこんな辺鄙なところに建てるのかね?」

「土地が安いからでしょうね?」

日向は、つまらなそうに言う。

「そんなものか?」

「ええ、そんなものですよ」

日向は笑って言う。

そして、現場へと向かった。

向かうが、そこで待っていたのは、凄い罵声だった。それに、警察官は皆タジタジになっていたが、日向だけはその中、違った。

「ちょっと、黙ってろ。早く犯人をあげたいならな。ここにでも座ってろ」

それを聞いて、他の刑事たちは顔を真っ青にした。

言われた当主は顔を真っ赤にした。

だけどその中、凄く廉だけが受けていた。

「相変わらずだな」

「ほっとけよ。教師を精神的に追い詰めて、病院送りにした人間に言われたくないさ」

「ふん、正義感ばっかり振りかざして、教師をタコ殴りにして、病院送りにした人間が何を言う?」

と、二人は子供っぽく、言い合う。

それに、冬眞はやれやれと肩を竦める。

「つまり、教師には思い出したくない、暗黒の時代って奴ですね」

冬眞が二人の言葉をまとめて言う。

「おい、なんだあのガキ? 生意気だぞ」

簾に聞くと笑って言う。

「お前も知ってるだろう? 彼には、お前も高校の時に会ってるぞ」

「会ってる?」

少し考える。そして、あっと口を開く。

「そうか、あのときの」

「そうだ」

と二人だけで納得するが、冬眞は首を捻る。

「何処かでお会いした事ありましたっけ?」

それを聞いて、日向は驚く。

「まさか、覚えていないのか?」

それに、答えたのは簾だった。

「ああ。こいつだけじゃない」

「えっ、まさか」

驚いた顔をする。

「ああ。こいつも覚えてないが廉夏も覚えてない。あれは子供にはキツいものがあるだろう?」

「確かにな」

「どうしたんですか?」

彼が来てから、廉夏は何故か怒っている。

「そやつは私に不名誉なあだ名を付けたばかりか、私の会瀬を邪魔しくさった。あー、今思い出してもムカつく」

ちなみにあだ名は、『金魚のふん』である。

「ムカつくってね。あのね。俺の努力が……」

「私は簾に会えればそれで良かったのじゃ」

「君はね」

苦笑いして、日向はそう言う。

つまりは、廉夏に何かした者に簾が何もしないですませられるか? 廉にそうさせないため、日向は邪魔をしてたのだろう。

「邪魔はしたけど、でも、それで俺は怒られた覚えもないぜ」

「なら、感謝されたか?」

と言うと、日向は苦笑いする。

たぶん、感謝されてたのだ。

そう思うと、廉夏の回りには、何て優しい人ばかりなのだろうか?

でも、それと同じくらい廉夏は苦しむのだろう。

そう思うと、冬眞はやるせなかった。

「それより、日向警視。本当に取り調べしないと怒られますよ」

と、まだ刑事なりたての男が言う。

「そうだったな」

そう言って始まる。

鑑識が入り、その間話を聞かれる。

「で、お前らは何か気づいたことは?」

「別に何も、あっ、ただ私をルリカが殺そうとしてたわ」

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