雲郷、秋の芋掘り!
い、一日1つはあげるつもりだったんだがな……!
結構、がっつり農家の恰好をしている俺は美しい……。最近、モンベルとかでお洒落な農作業用の服が売ってあるけど、なんでかワークマンの方がワクワクすんだよなぁ……。まあ、そんなことはどうでもいい! 俺は今! 秋風校長が校務をサボりながら、手入れをしている芋を堀りに来た! 花畑先生がくれた焼き芋、ほっくほくでうまかったんだよなぁ……。
「おー、雲郷ちゃんは何着ても様になるねぇ~。僕の作業服もきこなしちゃうねぇ!」
秋風校長が最小の動きでサボりなだら、こちらへ歩いてくる。働け、校長。さすがに学校に作業服は持ってきてねーので、校長に貸してもらったんだぜ!
「あっ、それとねえ~、『雲郷・モーラスがお芋を掘るなら、私も掘りますわ!』って言って、西園寺ちゃんも来てくれたんよ~。」
「な、なにぃ!? 西園寺もだとぉ!?」
「おーほっほっほっほっほっほっほ! 私を差し置いて芋堀りなど百万年早いですわ! 雲郷・モーラス!」
「ぬべるものふふふふふ! 芋堀りなど、私のデータにかかればお茶の子さいさい丸の日の丸弁当よ! ぶるにゅっぽん!」
俺の眼前に現れたのは、作業服を着た西園寺と愛知、そして各々、西園寺に忠誠のポーズをとっているマッチョの西園寺美麗親衛隊達だった! な、長い一文だぜっ! くそう……相変わらず、愛知鳥男の笑い声は汚えぜ!
「ほほほほほ! さあ、小市民! 芋掘りで私たちと勝負ですわよ!」
「な! お前ら全員とかよ! マッチョ5人とおめえと愛知とか、さすがにハンデがキツすぎでは!?」
正直、かなりキツイぜ……! せめて、マッチョが4人なら、良いんだけどよ!
「あら、怖いのかしら?」
「その、勝負乗った!」
悲しきかな、雲郷! この男、非常に挑発に弱い……!
―――10分後―――
雲郷、28芋
西園寺隊、30芋
西園寺隊、勝利!!!
「おーほっほっほっほっほっほっほ! 私たちの勝利ですわ! 小市民!」
「ぐぼりゃぐぼりゃぐぼりゃりゃりゃ! 私のデータによると、力などでもギリギリ勝てるのがこの人数ですからね! ま、私はその数に入りませんが! なますてててて!」
「さあ、小市民! なにか敗者の弁はあるかしら!」
「ん~、俺の負けだ! やっぱ、体動かすのは良いな! 楽しかったぜ!」ニカッ
「なっっっ//////////////////// や、やっぱり、この勝負あなたの勝ちで良いですわっ!」
「「「「「「な、なんでぇ!!??」」」」」」
愛知鳥男! メガネ、パリーン!
親衛隊! ポーズ、ブリーン!!
雲郷! 罪作りな笑顔がうらやましいぜっ!
「お~。みんな、いっぱい採ったねぇ~。三下先生呼んだから、焼き芋にして、みんなで食べようかぁ~。」
や、やっぱり秋風校長が焼くわけではないのか……。んでも。三下先生を呼ぶってのはナイスだぜ! あの人、料理うまいからな~……。
西園寺やら、その他が“わーい!”と言って、三下先生の元へ行く。どうやら、焼き芋を焼くために乾燥した、落ち葉などを集めておいてくれたらしい。ど~れ、俺も土の掃除などをしてから、向こうへ……
「雲郷ちゃん。雲郷ちゃん。」
秋風校長がつんつんと俺をつつく。可愛くないぞ、校長。
「どうしたんですか、校長?」
「いやね、僕ってよく君に畑の作業おしつけるじゃん? そんでさぁ~たい肥箱とかの管理とかも、してもらってるじゃん?」
「あ、あははは……そうですね……」
汗がダラダラ流れる……。た、たい肥箱だとっ!
「それがねー! 君に管理してもらってから、農作物の実りがグンと良くなってね! 実は丸々と太って、艶が凄いのさ! いやぁ~、ありがとねっ!」
「へっ、へへへへへ……。」
詳しくは話さないぞ!
雲郷、勝利!!!
OVL大賞、キーワードつけようかなーって思いましたが、そもそも字数が足りないのと、内容がアレなのでやめました^^




