雲郷、友情の校門!
漢の友情シリーズ
ふう……。門をくぐろうとしている俺は、全ての人の心をひらくのでは?
やっと、ついたかぁ! 帝国大国合衆国高等学校! さて、あの門を行けば学校だな……
ん~? 先生やら役員が、門前でなんかやってんなぁ?
「あ~。雲郷さん、実は最近、生徒が危険物を持ち込んでないかっていうことで、門前での荷物・身体検査を実施するってことが、この前の会議で決定されてね。そんなわけで、悪いんだけど、荷物と身体検査をさせてもらってもいいかい?」
な、なにぃ!? 用務員長の三国さんの言う通りなら、非常にやばいっ! 荷物検査ならまだしも、身体検査はひっじょぉおにやばいっ! なぜなら、俺は……
漏れている!!!!!!!
「ん? どうしたのかね? もしかして見せられないものでも持っているのか!?」
や、やばいぜっ! 恐らく、こんなきっちりした制度を作ったのは固頭教頭に違いないっ! 俺が漏らしていることが、教頭に知られたら……
退学!!!!!!!!
までは、いかないにしても、反省文10枚ものだぜっ! ど、どうしたら……。
「おやおや、モーラス……。なにを困っているんだい? せっかくのパーフェクトなお顔が台無しだぜっ!?」
そ、その声は!!! 推理ものにいそうな有能な相棒! 讃岐饂飩!!!
「いや……讃岐さん……雲郷さんがなかなか身体検査に応じてくれなくてね。」
くそ……三国さんが困っている……! 本当はすぐにでも応じたいんだっ! どうにかならないか!? 讃岐饂飩!!!
「!? なるほど……。それなら、この推理ものにいそうな有能な相棒、讃岐におまかせ! その前に……三国さん、あ、あれはなんだ!?」
三国が「ん?」と振り向くその刹那!!! 讃岐、大道芸部で鍛えたマスク・メイク技術を駆使!!! すると、これはどうした驚きだ!!! 雲郷、讃岐へ!!! 讃岐、雲郷へ!!!
「あ、あれ? 雲郷さんと讃岐さんの位置って、そんなんだっけ……?」
「さあ……三国さん……俺をどんどん調べてくれ!!!」
見事!!! 大道芸部で鍛えた声帯模写が今、光る!!!
讃岐の声が、雲郷へ!!!
「きゅ、急に素直になったね……。じゃあ、調べるよ。うむ、異常無し!じゃあ、次は讃岐さんね!」
刹那!!! 讃岐と雲郷、マスクを外す!!! すると、あ~ら、不思議!!!
元の雲郷と讃岐へ!!!
「あ、あれ!? また、位置が変わったような……!」
身体検査を受ける讃岐!!! その手には、グッドラックのサインが光っていた……。
お、恩にきるぜっ! 俺はこのような友人を持ったことに、誇りを持ちながら、この校門をくぐるぜっ!!!
漢交わすは、言葉無き会話! しかし、友情との間に門は無き!
それゆえ、固く閉ざされた門を貫く漢の友情!
漏れるは感謝! 漏らすは肛門!
さあ、雲郷、校門にゆけ!!!
雲郷、勝利!!!
最近は生徒・児童に、男女関係なく「さん」付けされるとかされないとか。




