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幸福だった世界をもう1度 ~2度目の人生も幸福になりたい~  作者: 年齢詐称余裕
エピソード1:プロローグ・原作改変~
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STORY3:不幸の連鎖とは?

戻ってきて、父と母に相談をする

オレはまず、前々から決めていた婚約をする話を白紙にしたいという旨を伝える


父は「なぜだ?お前にはいい話だとは思うぞ。」

母は「ものすごくあちらもよくしてくれているのよ?」


わかっている・・・

でもこればっかりはその通りにするわけにはいかないんだ。


そう婚約相手は・・隣接した領であるグレイベルン領という

ここには要塞があり、その先には別地区の門があり強固な関所のような役割をしているのだ。

名目上は隣接した領同士の連携、結託のための政略結婚の土台ではあるのだが・・・。

ここの相手である「エルナーシア・グレイベルン侯爵令嬢」

このレディ・エルナーシア、知ってる範囲だとホープに特別な感情を少し持っているようなのだ

普通はオレでもわかる、もっと上の身分の者と結婚するものだろうって。



父に自身の口実を話す

本音を隠したまま。

「父上、オレ・・いやわたくしとしては立場上自信がありません。」

父は怪訝な顔をする

「名目上だぞ?あちらのレディ・エルナーシアはお前を好いているらしいのだ、あちらはレディの意思を尊重するらしい。本来ならありえぬことだ。わたしもだがな?」


そうだろう、普通中世みたいな世界では子の意思など尊重することはないとおもっているのだが。

ダメもとでいったらこのざまだ、向こうもだと・・??

どうやらヘンな都合で許容してる部分があるのか知らんが・・・。


父はそれでもため息まじりでいうのだ。

「どうしても気に入らないというならやむを得ないが。」

あわててオレは訂正するのだ

「ここは本当に違います、気に入らないのではありません。真摯に考えたからこそ自身に力不足を感じていて、不幸にしてしまうのではないか、と考えます。」


不幸になってしまうのはそうなんだが本音の内容を正直にいったらオレは狂人だよ。

なんとか口で通せないか???


決心をした父は頷いた

「わかった、わたしは認めよう。ただし・・だ。」


えって顔をして問う

「なんでしょうか??」


父は腕を組み直しながら

「レディ・グレイベルンと直接話をして納得していただけるなら、だ。」


ちょっと表情の曇りが取れるオレ、しかしすぐにキリっとして

「わかりました、そのようにします。」


馬車を手配してもらい

グレイベルン領の侯爵邸までたどり着いたのはだいぶ日が傾きかけていたときだ。


立派な鎧と兜を纏った騎士が2名ほど邸宅前の門の両端に立っている

こちらに気づくもすぐに声をかけてきた

「ロード・ルミネスですね?」


慎重に対応しろ・・・オレは身分的にこうするべきか

「いかにも、レディ・グレイベルンに用がある。通せるか?」


2人は耳うちするように何かを話す


しばらくして・・・

門番らしき騎士から

「ご足労をおかけいたしました、これより先案内がございます。」


ふぅ・・

身分ってのはこう堅苦しいものだな。

日本なんてそういうのって皇族くらいにしかないんじゃねーの?

◯◯さまとかいわれたりしてるしな。


日本暮らししかしたことない情弱はこういうとき緊張する。


いかにこの中世モチーフの世界に自身が理解を示せないことか。

ゲームならタメ語の選択肢がでてくるんだけどな、そういうわけにはいかない。


そのまま馬車で徒歩では少し長い道で玄関前まで

玄関にはこっちでいうクロエのような所作の老人が立っている。


「ロード・ルミネス。お待ちしておりました、話は通っております、こちらへ。」


なんだって?こっちの世界にも通信手段があるのか?

手紙だしたとしてもこっちが先につくだろ?

まぁいいや いずれわかるだろう。


重厚な扉をゴゴゴと押し開くとそこにはルミネス邸より広い内装・・・


奥には大きな階段が左右に螺旋状につながっており景色がもう広い。

落ち着け・・・怯んだら疑われる・・

手汗がやばいし、心臓はサンドバックにされてるし、顎先から汗が1滴。

家内ではない、しかも身分が上の相手・・・

正直ひよってるが、オレは物怖じしない・・つもりだ。


執事の老人は穏やかに行き先を示す

「こちらでございます、エルナーシア様がお待ちです。」

案内されるがままに姿勢をただしゆっくりと歩んでいく・・・。


客間がいくつかあるのかわからないが同じような入口がある

その中の3つ目のドアを3回ノックした。


「エルナーシア様、お連れ致しました。」

その後2秒くらいあとにドアの向こうから声が聞こえた。


「どうぞ。」


慎重に・・慎重に・・・。

「失礼します、ホープ・ルミネス、入ります」

ドアノブをゆっくりとひねり、ドアを慎重に押していく・・

ギィーーと音を立てて開くとそこには明らかにオレとは風格が違うような令嬢が座っていた。


「座りなさいな、ロード・ルミネス。」


ドアを閉めて対面のソファーに音を立てずに座る。


その対面に座るエルナーシア・グレイベルン侯爵令嬢その人は

ややキレ長ではあるもののきれいな金の目をしている

髪色は茶色っぽい。

端正な顔立ちで自信のありそうなどことなく不敵な感じの雰囲気を感じる。


「で、婚約についてと聞きましたが?なんの話です?」

身分は違えど言葉は丁寧なんだな、風格が違うが・・・。


オレは真摯な態度をして

「恐れながら、以前から綿密に話をしてきたのですが、実際現実味を帯びてきたときに、わたくしは自信を持つことができず、婚約を結ぶことに前向きに考えることができなくなってしまいました。なので、この話は一旦白紙に・・」


言った瞬間

目つきが鋭くなった 元々切れ長の目が更に鋭く・・・

「それはどういう意味ですの?急すぎませんこと?」


ちょっとひよってる、オレ。死ぬかもしれん・・。


「いいですか?ロード・ルミネス、いえ、ホープ!!わたくしの気持ち察してないわけでもないでしょう?あれだけ名目上って伝えておいてあちらにも伝えておりますのよ?アナタもききましたわよね?!」


しるわけねーだろ・・・なんせこのオレはある意味本来のホープじゃないし

ここまで怒るなんて聞いてない・・なにしたんだよ元々のホープは。

でもまぁ察するっていうなら原作では・・。

だが、ここで引けない理由があるんだよ、こんな気持ち知ったら余計に。


「ですがレディ・グレイベルン、わたくしは・・」


ドン!!!


はげしく机を叩いた音、威圧感を持って体を乗り出している。

「この場はもう堅苦しいのはナシでおねがいしますわ。」


叩いた机の拳が震えている

表情もこころなしか歯をギリギリしてる感じすらあるぞ。


表情に怒りと困惑が見えるエルナーシアはスっと立ち上がる

その身長も割と女性では高いほうで自分より少し低いくらい、170はあるだろう。

「わたくしの何が気に入りませんの?なにか非礼がどこか以前にあったのなら詫びますわ。」


話きいてんのかこの人。

自信がないっていってるの?!オレの本音はさておき建前はそういう話!

自信がないを気に入らないって脳内変換するのはちょっとちがくない?

そこまで必死な理由もわからん。


表情が少し緩む

「ホープは、前からそう。理由を隠して本音を話さない。だからホントにわたくしに非があるなら正直にいってほしいものですわ。」


なんだか気の毒になってきたがそれでも・・だ。


ここは親密だったことを想像して砕いて会話することにした

「ホントに自信がないんだ、エルナーシアを守るためには今はできない。せめて、保留ってことにしてくれないか?名目は白紙で申し訳ないんだが。」


察したエルナーシアは渋々答えた

「いいですわ、保留、ですわね。」

そしてエルナーシアが一瞬深呼吸したように見えた。

「わたくし、ホープが自信を取り戻すまでは、婚約も結婚もしません!いいですね!」


強引すぎる。

こんなキャラだったか・・・?

いやもうこんなの見てたら原作どうこうっていってもあてにならん。

ただ最悪の事態だけは予防しておかないといけない。


誰も不幸にならないために・・・

衝撃的なこと・・想像したくないけど

エルナーシア・グレイベルンは、史実通りにしたら・・・死ぬ。


ただ、1つ気になるのは転生した時間軸が原作より少し早いことが気になる。

考えたらわかるかもしれんがこれは前倒しになることもあるって考えたほうが慎重になればそうなんだろうか?

オレの身に降りかかるであろうXデーまではまだ7年もあるんだぞ?

警戒しないに越したことはない。


オレはどうやったらこのXデーを回避することができるのだろうか・・・。

基本は原作ではこうだった というものがあまりこの時点では語られないので

いきなりなんで??ってなると思うんですがこれはそういう仕組みとしてやっております。

イライラポイントだと思いますがご辛抱ください。

ホント遠慮なく文句あったらいってくれるとフィードバックするので、ぜひお願いしますね。

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