Interlude【間話】:ークロエ・カーディアー
私は、18でルミネス家に仕え、ブレイブ様とホープ様に使えるようになりました。
私は、リヒタール国の平民でした。
妹2人と父と母の家庭です。
リヒタールは貴族と王族と平民でだいぶ違います、なんといってもスラム街もあるわけですし。
父はそれでも不正なく真っ当に仕事していて、日に日に収入が落ちていきます。
母もそれなりに仕事をしていましたがまともに相手にされず、尊厳を売ることしかできないと言われたので、父はしなくていいと止めます。
父はカラダを壊しても私たちを優先に食事代を稼いでいました
ある日心まで壊れて、家族を守るためには妹2人を売るしかないと言いました。
やむを得ないとは割り切れない、だから私が代わりに働くことにしますと。
妹2人を売ること自体は辞めてもらいました。
私は悔やみ、呪いました。
不正をするもののほうが生きやすく、真っ当な父と父が守ろうとした家庭が崩れていきそうになる脆さ。
私は家族に内緒で尊厳を捧げることで生活をかろうじて保てていました。
父も心が少し病んでいたので働かせるわけにもいかず
母は私の身を案じます。
私は無理難題や苦痛で心が痛みました。
ある日スラム街で事故が起きます。
私が不当な暴力を受けそうになり、出たものが【炎の精霊の加護】なのでした。
力を制御できなかった私は周囲を火事にして火傷の被害者などがでました。
その状況をみて、私は当時として火が怖くなってしまったのです。
その後はしばらく危険な仕事に手を染めていると脅威としてならず者に命を狙われて追い回されてしまいます。
そのときに助けて頂いた方、旅人だと自称して、名前も明かして頂けませんでしたが、親しんで話していた人はリヒタールの紋の盾を身に着けた騎士たちだった記憶があります。
その後、私が自衛できるようにしたいとしがみついてお願いしたことで
剣や斥候、ナイフの使い方などを教わりました。
それからというものの度重なる問題を起こし、私はリヒタールから追い出されてしまい、家族と再会することが困難になります。
ジェレイア王国の王都まで流れつきました。
このときは18になっていました。
できることはやはり汚い仕事です。
こんな【王都ジェレイミス】でもそんな需要があるのです。
あまりにも激務で苦しくて倒れてしまったとき、介抱してくれたのは ブレイブ・ルミネス伯爵でした。
ブレイブ様は泣きそうな表情で
「こんなになるまで・・辛かっただろう。」
見ず知らずの私の為に、泣いていただける、私も悲しくて泣いてしまいました。
その後は知る通り、ルミネス家のメイドとして仕え、私にも主従はあれど家族として接していただき更に、充分な賃金まで頂きました。
更に私は家族が家で待っていると告げると、ルミネス家で預かると申しまして、その代として金貨を毎月実家に送って頂けているようでした。
その後は妹たちも育っているので家は持ち直したと聞きます。
妹たちとはまだ、会えていませんが、いずれ再会できることを楽しみにしています。
手紙を書こうと思います。
あまり堅苦しいのはやめましょう。
父様、母様、ノエル、ゾーラ。
お元気でしょうか。
私はルミネス家で相変わらずの仕事で元気に生きています。
まだこの歳で自身の夫は現れていません。
幸福でいられているか、心配になります。
いつになるかわかりませんが、会える機会があれば顔を見せたいなと感じています。
もしこの手紙が届くならば、きっと昔話と今の環境を楽しく話せる気がします。
父様のことがどうなったかとても心配ですが、経過を知らせてもらえると幸いです。
クロエ・カーディア。
P.S. 私も気づいたらおばさん扱いでしょうか?時が経つのは早いですね。
よし、これでいいでしょうかね。
そういってクロエは手紙を書いていたとある宿での出来事である。
クロエが家族宛に手紙をかいているんですが
カジュアルなノリで書いているということです。
クロエの剣と魔法の由来が少しわかるようになっています。
ただあの大魔法はなぜかはこの時点ではまだあかされてませんが。
ブレイブはこの時期も王とちまちま交流があったので偶然、ホントに偶然クロエをみつけたんですよ。




