STORY24:痕跡②ー的中ー
中型の魔物も
エルの力強さを持つ剣技
クロエの流れる剣技
アドーの補助強化と後方支援
オレも加わる。
ルミナイトセイバーについてはまだ未知数のままだが
実体剣でない状態でも普通の魔物は切れるのだが、剣などは弾けないのがデメリットなのだ。
「当たらなければ!」
オレは大振りの攻撃を避けては斬る、避けては斬る。
なんとなく目が慣れてきたのと知らず知らずで少しはリラックスできているのかと思いつつも気を抜かない。
魔物の肉を斬り裂いていく。
どれくらい倒せば終わるのだろうか・・?
制限時間か?それともいるだけ倒すのか??
「ホープ!!!後ろ!!!」
??!!ボーっとしていた?!!
そのとき一瞬で背後の魔物が斜めに血を噴き出しながら2つになった。
「あぶなかったな?」
ハスキーな声で語りかけてきた、こいつは・・誰だ・・?
「名乗るのは後にする!まずはこいつらを倒す!!」
その助っ人らしきものはそう言いつつ同じラインまで並んできた。
横目でチラリと見た。
?!!
コイツは・・・バカな??!こんなとこになぜ来た?!
とりあえず疑問はあとだ。
魔物を殲滅するか、制限時間か?落ち着くまでは油断をするなと自身に言い聞かせている。
多くの魔物を対応することで大変なのは数。
ただ体力と持久力も必要なのだ。
この話に干渉しないリヒタール国の近衛騎士がなんでここにいるんだ?
ここまでくるともうわけがわからない。
なんかやってるうちに数が減ってきたように思える。
この近衛騎士、闇属性を使うのだ。
手から闇の黒弾を連打して牽制しながら、2刀でムダなく斬りつける。
表情1つ変えない彼の剣技はクロエの剣技と同じような流れる剣技である。
「あれは・・?!」
クロエが目をパチクリしていて、すぐに向き直り自身の対面する魔物を相手している。
「月の祝福にて、強い意思を!ルナブレス!!」
クロエも強化される。
「アドー様、支援感謝致します!」
足が速くなりより鋭い動きで剣を振るう。
「2刀・・杞憂であればいいのですが。」
他に聞こえないように声に出す。
どうこうしてるうちに魔物はついに1体のみになる。
デュラハンロードだ・・・今度はエビルホースにまたがっているぞ??
「愚かな人間風情よ、なぜムダなあがきをする?滅ぶだけなのだから諦めていればいいものを・・・」
近衛騎士が1歩前に出た
「人間と魔物、相容れるか否か・・?どう思う?」
デュラハンロードに問う。
「愚かなことを訊くな!劣る人間に譲ることなどないわ!調子に乗るなよ?人間風情が。」
それに合わせてエビルホースが吼える。
「それは残念だ・・わかり合うことができないのなら・・滅せよ。」
シュバッ!!ブーーーン!!
なんか闇属性の2刀からなにか飛んだ。
「な・・・んだと・・?!うぐぉぉぉぉぉおぉおあああああ!!!」
瞬断して霧散していくデュラハンロード。
音もせずに鞘に収まる2刀の剣。
「名乗るヒマがなくて申し訳なかった、私はリヒタール国近衛騎士団長、クリス・グリフィン」
彼は金髪にブラウンの目をしている。
細身で背はそこまで高くないが、目線は近い170といったとこだろうか。
そう、彼は城門で待ち構えてるボス。
まぁいい。
「協力感謝する。」
オレは礼儀として名乗る。
「ホープ・ルミネスと申します。」
この際ここで爵位なんぞ名乗らなくてもいいだろう。
「アドー・ルミネスと申しますわ。ホープの妹ですのよ。」
アドーはこういうときキチンとしてるようなきがする。
でも違和感ありすぎる。
「クロエ・カーディアと申します、よしなに。」
無難だ。
ふん!と鼻を鳴らしている。
「エルナーシア・グレイベルンと申しますわ。」
クリスは驚いている
「グレイベルン・・?あのグレイベルン要塞の?!」
少し目が鋭くなった気がするが、どうやらそれ以上問うつもりはなさそうだ。
クリスは注意を促した。
「このへんは魔物が不定期に湧くらしい、気をつけねば。」
中性的な声で続ける。
「腕に自信があるにせよ、あまり迂闊な行動を取らないことだ・・ではな。」
少なくとも身分や立場など気にしないように振る舞っている。
あとデュラハンロードをあっさりと倒したのはすごいと思う。
とりま大討伐は済んだようだし
問題のものを探す・・・。
この大討伐は発生源があるんだ。
ポータルがあるはず、原作ではただのオブジェでそこから発生してるように見せているのだ。
あのポータル、また湧いてきたとき誰もいなかったら村が滅ぶのでは?
本来はNPCがいて勝手に戦うのと制限時間があるからすぎると勝手に消える。
それっぽいポータルを探すように協力求めた。
なんか知らないがクリスまで手伝ってくれている。
「さっきからなにを探しているんだ?もう済んだはずだが?」
「探し物があるんだ、この定期的に湧く原因が、あるはずなんだ。」
いつもの3人とクリスが揃って疑問。
「はず?」
クロエは疑問をハッキリと口にする。
「はず、と申しましたね?なにかご存知ですか?」
しまった、これは原作にあったことを仮定したせいでつい漏らしていたのか。
エルも目を細めている。
「アンタね、なんか隠してない?」
アドーも
「お兄様・・・ところどころ怪しいとこがあるけど、なに?」
ついに恐れていた事が起きている。
それは原作知識に頼りすぎたせいかつい、言葉に漏らしていて
なおそれを仮定したことがなにかおかしいと察されてしまったのだろう。
「なにかの書物に書いてあったんだよ、ウチの書物庫のもの全部は読んだことないよな?」
クロエが堂々と答える。
「全部はさすがに読まないですが、ホープ様が読書しているのをあまりみたことがありませんが?」
アドーも続けて突っ込む。
「そもそもお兄様はちょっとやらしい本しか読まないよね?」
なんだと、もともとのホープもそういう感じなのか?
いや、そうじゃないだろ。
エルは読書についてはよくわからないので腕を組んで足でリズムを刻んでいた。
「たしかに滅多に読まないな、クロエは常にオレにべったりってわけでもないしずっと行動を見ているわけじゃないだろ?だからそういう時間の読書。」
なんとなく辻褄の合うようにしてみた。
スっとそこで納得したように収まったようだが、もうさすがにごまかし切れなくなってきていると思った。
次回は黙って行動するしかないな。
クリスは問う。
「そういうことなら協力しよう、ただ妙なマネをしたら・・・」
シャリィィン!!
目の前で2刀の剣の片方を眼前に突きつける
「容赦なく斬るのでな。」
オレはその瞬間微動だにできなかったくらい緊張が走る。
クリスは容赦なくヤるやつだ、オレの直感がそう言ってる。
迂闊なマネはできないが、少なくとも彼に斬られるようなことはしていないと思う。
「お兄様~!!ヘンな空間見つけた!!」
なに?空間ってポータルのことか?
アドーのほうへ向かう。
木の並ぶとこにブラックホールのような空間ができており。
不思議と目が奪われるほどの漆黒の円空間。
「まさか・・本当にあったとは。」
さも本の通りだったというニュアンスで発言と辻褄をあわせた。
「これすごいね!なんか通れそう!」
アドーがはしゃぐ。
「おい、あまり近づくな?安全が保障されているわけではない。」
といったそばからアドーが空間に飲まれた。
どこへ繋がっているかもわからんのに!しかもこのポータルはガチで繋がっているのか?!原作ではただのオブジェで魔物だけがでてくるモノだったのに。
「みんな、この空間の中、入るからな!アドーが入っちまったから!」
手伝ってくれたクリス含めて首を縦に振って入ることにした。
体が不思議な感覚だ・・・半分突っ込んだとこで体が軽い感触を感じた。
この先がどうなっているのか・・?
果たしてアドーと同じ場所にたどり着けるのか、不安だ。
真相はいかに?このポータルの先はなにがあるのか?
大討伐ポータルとは一体。
レイドボスと大討伐として
ポータルがでてきましたね。
過去の強敵、デュラハンロードにエビルホース付きをアッサリ倒すクリス
そしてリヒタール国とは?




