↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/31

STORY22:王都へ⑥ー出発ー

チェックアウトするためにオレ自身の部屋に戻り

荷物を引き上げる、返すカギも持った。


「待たせたな、チェックアウトしようぜ。」


カウンターへ行き、スタッフにカギを全員分返した。

「ずいぶんとお元気でしたね?」

女性スタッフにからかわれた。

「うーーーーー。」

犬のように唸って威嚇するエル。


スタッフも夜中は見回りでもしてんのか?

趣味悪いのかオレらが悪いのか知らんが。


肘でつついてくるエルが小声で

「アンタのせいだから。異論は認めない。」

オレは朝から疲れてきた。

「お前の声がバカでかいんだよ、エル、自覚しろ。」


ホントにキリがないので外に出ることにする。

「またのご利用を~いってらっしゃいませ~!!」


さて・・と。

魔導自動車(エーテルヴィーグル)のカードキーのアンロックボタンを押す。

やや抑揚のある機械的音声でアンサーバックした。

「ドアをアンロックします・・・」


ぬぉ、この辺なんか急に現代的だな。

やっぱりこの辺はネトゲモチーフの世界なのか都合のいいように出来てる。


オレが運転するんだろうなこれ。

運転席のドアをガチャリと。


続けて助手席にはエル。

後部助手席側にアドー。

後部運転席側にクロエである。


「ドアクローズします、周囲の安全に注意してください。」


バタン、と閉まりガチャリとドアロックが掛かる。

ひぇぇ・・このへん転生前の世界とかわんねーな。


「王都って先進技術があるって聞いたが、これ普通なの?」

疑問なので聞いてみることに。


エルはふん!と鼻をならして調子に乗る。

「アンタ田舎ものだからね!これからは見識をこれで広げれるの感謝したほうがいいわよ!」

なにいってんだ、隣のグレイベルンだって同じようなもんだろうが。


「エル、お前んちだって隣なんだしなにが違うってんだ?」

エルはそれをきいてフフッと笑う。

「まぁ、ウチにも実はあるから!2台くらいは。」

初耳だぞ・・・?!みてねーーーwww


カードキーを差し込んでみた。

「オペレーションシステム、トラフィックX!」

オレは操作系を見てみる。なんじゃこりゃ?

全く同じ!こうも転生前の世界の自動車そのもの!


アクセル、ブレーキ、パーキングブレーキ。

シフトもあるが自動運転。


なんかここから一気になにを信じればいいかわからなくなってきたな・・・。

この課金アイテムさぁ・・・この世界の住人がガチャの当たりを所有してるとかどういう話なんだよww


気にするとしょーもないので、ここはそういうことにしておこう。

中世を知らない人がつくったネトゲ世界だというならそういうことなんだろう、毎回そう思うことにした。


キュゥィーーーーン!

なんか動力の音なのかうるせーな。

「エーテルエネルギー、スタンバイ。」

オレは初の用語に疑問を持つ。

「エーテルエネルギー?」


クロエがそこは説明してくれる。

「魔石から抽出される魔力のエネルギーのことをそういうそうです。」


エルが急にキリッとした顔してクロエに質問する。

「魔力?直接人からはチャージできないの?」


クロエは首を左右に振る。

「人と魔石の濃度は違います、人間でもしそれをすると一気に魔力がなくなるとか過剰搾取状態になって倒れますよ?」


なんとも危険なものだこと。


「王都内の街中です、徐行状態で進行します。」

なんともすごいインフォメーションだな。


うぉぉお こいつら見る見る。

街の人々は徐行しているこちらを珍しそうにみてくる。


エルがうーんと表情を変えて言い放つ。

「やっぱそうは言っても便利ではある反面、まだまだ一般に買えるほどの値段ではないのよね、道楽とか揶揄されてるし・・便利なのは間違いないわよ?馬より確実に速いし。」


そう言いながら徐行して王都の外を目指す。

「それじゃあここからは1周目指すとビギリニアの街に向かう感じだな。」


そう、本来はプレイヤーが最初に訪れるエリア、ビギリニアの街。

些細な問題ではあるが勇者たちが勇者としてのスタートを切る。


そしてゾッとした王都問題。

王子はエルが生存してことによってまさか奪いにくるとは・・・。


本来は、ジェレイア王国が・・隣国の介入を受けそうな危機で王子が怯えている。

そして婚姻で選ばれたのはエルではなく隣国の王女なんだよ。

王女は政略結婚ではあるのだがこれがよくなかった。


隣国の王女はでっちあげで不当な扱いを受けたと虚偽の被害を訴えるんだ。

王子との関係で。

そして一部隣国の潜伏を許してしまっている王国のピンチになり

プレイヤーが王子を守る。

王国は無事隣国から守ることができた。

そして王女は隣国の王の妾の娘だったのだ。


帰る場所がない王女は改めて正式に王子と婚姻するって話だった。

やはり、もうストーリーに原型をとどめていない。


それどころかレフラルドから続きボスすら本来存在しないものがでてきてしまうとか行動自体がおかしい。


攻略などほぼ役に立たない。

オレはそのつどキチンと考えて向き合うしかないのだ。


そう考えているうちに王都の出口に差し掛かった。

オレはそうして自動運転の目的地をビギリニアに設定し、ここから出るのだ。


まだ目的の1周まではやや遠い。

魔導自動車(エーテルヴィーグル)のキュゥイーンという甲高い音を聴きながら、目指していく。


エルがこっちを見てくる。

「ねぇ・・・手・・握りなさいよ・・。」

蚊の鳴くような声で手をこっちに向けてくる。


真っ直ぐエルのキラリとした金色の目を見つめ返す。

オレはその手の指とオレの指で組み合うように握った。


「あっ、ちょっ・・・。」

顔を真っ赤にするがこっちに目をあわせたままだ。


アドーが後ろでぶーぶー言ってる。

「なんか急にエルおねえちゃんが甘えんぼになっちゃったぁぁぁ!」

後ろからシートガシっと掴んでゆっさゆっさしている


「あばばばば!酔うからやめなさいよ!アドー!!」


意地悪い言い方で

「罰ゲームでーーす!!キャハハハ!!」

だめだ、こうなったアドーはきっと言う事をきかないだろう。


クロエは優しい声でアドーを制す

「アドー様、いいのですよ、やっと成就したのですから・・応援して差し上げたらいいのでは?」


「やだやだーー!!つまんないつまんないつまんないー!!」

なんか調子がおかしいな?

アドーはなんかワガママになったというか・・・。


わかんねーや。

話す機会があったら少しきいてみることにする。


この時点ではオレにできそうなことはやめさせようと止めるだけだが、根本的な解決にはならない気がする。

なんとなくだが、な。


「警告、警告、異常対象センサーに反応。」

なんだ??

アレがどうしたんだ?


黒い甲冑の騎士がまたがっている、装甲を身に着けた馬にまたがって。

あの黒い甲冑は知っている、本来は王都襲撃の隣国介入時にいた傭兵団

【血染めの闇騎士団】の・・・。


ちょくちょくタイムラインがズレてたりするな。

注意しておこう。

いつ介入してくるかもわからん・・・。


どの因果で絡んでくるかも今のオレにはわからんのだ。

守るためには1つでも拾えるものがあれば考察の材料にしていく。


せめて、オレらだけでも幸福になるために。


このへんから一気に劇中原作ネトゲメタとかが介入してきたりするんですよ。

あとはもうホープくんが原作の原型とどめてないとか思い始めてちょっと戸惑い始めている

茶化してることもあるけど原則ホープくんはそういうのをごまかして見栄というのか感情を隠そうとします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。