↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/34

STORY19:王都へ③ー潜入ー

道なき道のようなとこを歩く・・・


「お前らすげーなぁ・・・」

少なくとも正面突破よりは可能性がある。

こどもの発想力とこの遊びの幅。

オレも昔やったな、柵乗り越えてな。冒険してる気分だった小学生時代。


「城壁に穴が開いたまま直さない、どういうことでしょうか・・」

クロエは手で頬を擦る。

「抜け道としては有用なんだし?利用させてもらえれば理由なんて。」

アドーはスカートについた木や葉っぱを手で払う。


丘の上の横、城壁の下に1人ずつなら抜けれるような穴が開いている。


こどもが3人先に抜けていく・・

こどもC「次いいよ?」

小声で呼び込む、続いてアドーが抜ける。


「んしょ・・・」

ズリズリとほふく前進で進む。

城壁の向こうに上半身抜けたアドーからくぐもった感じで

「お兄様!パンツみないで!!」

みてねーっつの。そんな場合か!もっとヤバイ問題があるのにそんな事考える余裕はねーっての。


「最後にホープ様お願いしますね。」

クロエが最後にこいと提案。

「ちょっと・・きつくないですか?アドー様、手を引っ張ってもらえますか?」

アドーが低い声で。

「クロエは胸がつかえてる。」

いかにもジト目でいってそうな勢い。

こいつら緊張感のカケラもねぇな、目的忘れてないだろうな?


「ホープ様、どうぞ?」

オレはそのすぐさまに焦る。

2人に引っ張ってもらい、抜けれた。


小声でクロエが囁く。

「アドー様はホープ様を落ち着かせるためにわざとそう振る舞っています。アドー様はさっきのを見て気を使って頂いています、きっと。」


確証ではないもののアドーは空気が読めない訳ではないはずだと思うのは確か。


オレは何個か仮定を立てた。

1つ、人質としてグレイベルン家と交渉させる

理由は要塞を手に入れるためだ。


2つ、なにかの形でエルから要塞と門の権利を譲渡させるために脅すか痛めつけるか。


3つ、王子の婚姻が気になる、既成事実から体裁上の責任として婚姻させ、要塞と門の連携に結びつけて実質支配。


子どもたちをどうするか?

こどもたちは最悪失敗したらつまみ出されるだけ。

つまりルートを出すのには最適だ、リスクが追い出されるだけだからな。


1つ目の交渉は手段だ、なので2か3が併用される。

つまり、1と2 か 1と3になる


「クロエ、お前は一番近くて斥候しやすい地下牢を頼む、主に拷問できそうなとこをあらってくれ。」

自身で考えるもいやな考察だ、胸糞じゃねぇか。


こどもたちは先行して安全か確認してくれ、重大任務だぞ?

たのむぜ隊長。

こどもC「了解。お兄ちゃんが姫様を救出するんだね?」

無言でこくりと頷いた。


「アドーは安全ルートを探して脱出する道を考えてくれ。できたらここにまた集まってほしい。」

アドーはこっちの目を真っ直ぐ見た。

「わかった。あとお兄様・・・・・ムチャしないでね?」

2回頷いて

「わかった、もう心配させることはしない。」


手遅れになりませんように。

オレは心臓がばくばくいっているしズキンズキンしてる。


クロエだとしてもアドーだとしてもきっと同じ事を考えたかもしれない。

でも、この焦燥感は・・・なにかそれとは違う・・・エル・・無事でいてくれ。


さて、原作のレイアウトまんまだとしてもどこにいるかはわからない。

ここからは推理と考察だからな。

残すは王子のもとだと、だからオレは王子の部屋へと向かって慎重に行く・・



ーーーーーーーーーーーーーーークロエ視点ーーーーーーーーーーーーーーー

斥候としてわたしを使おうとしたのは、とてもよい観点です。

なぜかって・・つまりはそういうことです。


地下牢への階段は簡単に見つかる。

理由は最初にホープ様がおっしゃるとおり、すぐそこの階段は見てわかる程度の階段だったからです。

階段の下が視点として見えたとき牢があるのを確認しました。


兵がいないのを確認して階段を降りかけたとこで目視で見張りを確認しましたが・・人気がないですね。


むしろ罪人らしきものまでいない・・これはどういうことでしょうか?

こころなしか規模に対する衛兵の数も少ないじゃないですか。

何が起きているかわかりませんが。


地下牢へ降りていくも

牢を大体全部みました、拷問部屋らしきところもだれも入っていないし使われた形跡すらない・・・


違和感として城として機能しているのでしょうか・・?

しかしあの奥から音がします・・・


音の元へ駆け寄ると・・そこには・・

「えっ?!あなたはもしや・・・。」

まさかの光景です・・。



ーーーーーーーーーーーーーーーアドー視点ーーーーーーーーーーーーーーー


こどもC「こっちは・・?うわ・・」

衛兵がいる。

こどもB「こっちの厨房の勝手口!こっちは・・??」

ガケになっていて降りられない。

こどもA「こっちの倉庫!こっちも出口があるよ!おねえちゃん。」


このこどもたちは、慣れてる・・何回侵入していたずらしてるの??

「倉庫出口からどうなってるか・・わかる?」

こどもA「おお!こっちから裏手に出れるよ!最初の城壁の穴のほうまでいけるはずだよ?」


すごいと思ったわたしは笑顔になれた

「みんな!ありがとう!」

こども3人「しーーーーっ!」


ちょっとテンション上がりすぎた。

あとはクロエとお兄様ね。




ーーーーーーーーーーーーーーーエル視点ーーーーーーーーーーーーーーーー

・・・?寝てた??

ここどこ??


周りを見ると豪華な装飾を施した部屋のようだった。

ベッドに横たわっている自身がいたが・・・??!!


ちょっとなにこれ??

手の自由が利かない?!

どうやらベッドフレームかなにかに魔法で繋がれているようだ。


ベッドの周囲に無造作に散らかっている服。

あたしの服??!!

なにこれちょっとまって・・?!


この状態に動揺を隠せない。

あたしはどうやら戦闘してたはずが眠らされたらしい。


そして服が散らかっている、脱がされた??

ただ救いだったのは全部は脱げてない、ただ何が起きるかは想像がたやすい。


「こら!!外しなさいよ!!ちょっと!!」

激しく暴れてみるも両手首が拘束されているのとベッドフレームに固定されており、あまリ動ける感じではない。


あとは、両脚が自由なことがまだ気持ち的に楽な程度。


ほどよくしてドアがノックなしで開く。


ギィィィ、バタン!

ガチャリとカギが掛かる。


??!!ウソ!!!

この人・・?!ストール王子??!


「手荒なマネをしてすまないねぇ、エルナーシア嬢。」

そう、この人が個人的にあたしにコナかけてくるストール王太子殿下。


「なによこれは!いくらアンタが王子だからってこんなこと許されるとおもってるの?!!ねぇ!!」

じたばたと暴れる。

魔法を生成して光の弾を放つ!!

バラララララッ!!!


ボボボボボン!!!

壁に損傷を与えるも穴が開くほどではなかった。

そして避けられた。


「手癖の悪い子猫ちゃんだね・・仕方ない」

王子がなにか枷のようなものをあたしに近づけてくる。

「なにかしたら許さないわ!!触らないで!!!」


首に枷をはめられた。

「ああぁぅっ!!」

熱い・・・なにこれ・・・

光の弾をもう1度生成する・・が、手のひらで霧散した。


魔法が出ない??!

「手癖が悪いからアンチマジックリングを装着させてもらった。」

魔力を使おうとすると鈴がチリンという音を立てる。


手段を封じられて・・・パニックに陥りそうになっていた。


こうもあたしは無力なの??悔しいっ!!

いつも得意げにしてたのは・・なんだったのよ・・あたしは無力・・?!


「相当手こずらせたみたいだね・・騎士たちでもなかなか敵わないので睡眠針まで撃たせるとは、さすが武力の長けているグレイベルン家。」


「何が目的なの?!いいなさい!!」

あたしは怖い・・何をされるの・・?


「簡単なことだ、グレイベルン要塞と門を占拠すれば、再びレフラルドを掌握できる、今度は完全にね。」

なに・・それ・・?!やっぱり教団とマッチポンプだったの??!


「そのためには、今!キミと!儀式をしなければね・・?大丈夫さ・・すぐに終わる・・」

なにを・・言ってるの??儀式って・・なに・・?!

「冗談きついわね!やめなさいよ!離して!!」


「反発するのは嫌いじゃない・・事実上責任をボクがとって、グレイベルン要塞と門を掌握して、ボクが真の王になるのだよ!!」

責任・・?!なにそれ・・ちょっと?!!


「ホントやめなさいよ!!ふざけんじゃないわよ!!」

怖い・・怖い・・触らないで・・?!

気持ち悪い手で顔・・触らないでよ・・・やめて・・・


もう・・ダメなの・・・?助けて・・ホープ・・・。

悲しくて涙が出てきた。

「好きでもない人に・・・触られたくない・・・」


王子の手があたしの下着に手をかけようとする・・

「いやぁぁぁぁぁああああ!!!!」




ばごぉぉぉぉぉお!!!

シュウーーーーっ!!!

アークディザスター?!


そのすぐあと王子が壁に向かって弾き飛んだ!


「おい、なにしてくれてんだよ。」

ホープ・・・・?!


「来てくれると・・思ってた・・・うぅっ・・」

嗚咽しているあたしは安堵した、だってホープが来てくれた・・・。


もうだめかとおもってたのに・・・


ホープが上着を脱いで、あたしの上にかけてくれた・・・。

「もう心配するな・・、間に合ったか??」


あたしはもう声がかすれてでないよ・・

魔法拘束とアンチマジックリングを外してくれた。

「ひぐっ・・怖かった・・・怖かったの・・・」


ーーーーーーーーーーーーここからホープ視点に戻るーーーーーーーーーーー

腕をさすりつつ王子がギリギリと歯ぎしりをしている

「お前か!ホープ・ルミネス!どうやってここまできた?!」


オレはそんなことよりエルにこんな目に合わせたことに怒りが収まらない。

拳がグっと握られ、目つきは鋭く、語気は普段のようにはできない。

「王子とか関係ねぇよ、エルが泣いてるんだよ!!なにしてくれてんだ!」


もはや貴族としての立ち振舞いでもなく、不敬も不敬。

「エルを泣かせたからには、オレは国賊にでもなんでもなってやるよ!!」


エルが声を震わせて続ける。

「ホープを1人にはしない、国賊になるなら・・あたしもなる・・」


アドーがわなわなと唇を震わせている。

「女の敵!!無理やりとか正気じゃないよ!王子ってそういう低俗なものなの?なんとかいったら?!!」


クロエは呆れている。

「女性1人すら泣かせてしまうその器量とその振る舞いには失望致しました。国の先行きが不安ですわね。」


王子は言葉が荒くなり

「つくづく邪魔してくれるな・・ホープ・ルミネス!」


王子が語る。

王子の好意をすり抜けてしかもただの伯爵嫡男であるホープへ婚約の話を持ち出しているときいて、しかも父上は隣国の姫と婚姻をしろだのと。


グレイベルン要塞と門がほしくないのかと疑問に思うも、父上が口を開けば隣国と関係を結べと国交問題。

わかっていても納得がいかないという。


ただそんなことは言い訳でしかない、オレは更にその態度に怒りを示した。

バゴォォン!!

と聞こえそうな一撃を拳で見舞うことにした。


「ぐはぁっ!!」


王子が地面に倒れる。

そのままもう1発、拳を食らわす。

「がっ!!」


「ホントはこんなんで済ましたくはないが・・こんなことでは解決しない。」

そうだ、王や王妃に相談しなければいけないんだ、王たちは・・?


クロエが思い出したように語る。

「牢獄になぜか王と王妃がいらしたのでここに来るように解放致しました。」


カラダを起こして王子はしどろもどろになり

「父上と母上が・・・まずい!!」

王子に顔を近づける

「なにがまずいんだよ?なぁ?」


エルはその間に衣服を整える。

「はぁ・・・。」

安堵の息ではないな、これは重いため息だと思う。


その間に急に立ち上がる!

王子がオレらをすり抜けて高速で駆けていく。

「なっ!?」


オレたちは急な行動に対応ができず、王子を追うのであった。


ギリギリのまじでギリギリで助かりました。

オンエア版のようなものなのでマイルドな表現です

結果としてはどっちも助かるというのは同じですがね。


かなり焦る心理を表現するのが難しいと思うと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。