到着
遅くなってすみません。しかも、もっと長くしようと思ったのですがいつも通り短いです(--;)
「どうしたの、クリス。」
「ここ、なんだか懐かしい感じがします。」
「以前来たことがあるんでしょう?」
「はい、それがとても楽しい感じと、思い出せないもやもやな気持ちが、、、。」
「は?なに?」
「つまり、楽しい思い出と辛い思い出があるけど辛い思い出を思い出せない、ってこと?」
「あ、そうですっ。」
「楽しい思い出って?」
「この国の方々がとても優しくて、2日もいなかったような気がするのですが、すごく良くしていただいたんです。仲良くなった女の子と遊んだりしました。」
「ここは王国じゃないから、ここを拠点にして他の王国に行っていたんだろうね。だとしたら2日は短くない?」
「ですよね。おかしいですね、、、思い出せないです。」
「とりあえず早く誰かにクラークのことを聞きに行きましょうよ。」
「あ、そうですね。すみません。」
ここは国民国家だから滅多に王族は訪れない。お母様もお父様も来たことがないかもしれないわ。ふふふ。なんだか未知の世界に入り込んだみたいだわ。
「とりあえず手分けして聞き込みをしよう。」
「はい。――。」
おっと、いけない。クラークのことを忘れるところだったわ。そんなのダメよ。私の中にあるクラークへの想いは弱くなることなんてないもの。そう。早く、聞き込みを、、、。
「って2人とも?!」
、、、いない、、、。
「さあ、気を取り直して。なんとしてもクラークの有力な情報を手に入れるのよ。」
――
「あの、すみません。」
「はい?あら、可愛らしいお嬢さんね。どこかの王国から遊びに来たの?」
「えっ?!いえ、私はただの“人”です!!」
「“人”ねえ。ふふふ。それで、どうしたの?」
「あ、えっと。この写真の方をご存知ですか?」
「ああ、クラーク様ね。もちろん知ってるわ。」
「最後にここに来たのはいつですか?」
「そうねえ。!1週間くらい前かしら。女性と一緒だったわよ。」
「なにか言っていませんでしたか?例えばこれからどこに行くとか。」
「あー、どこに行ったのかしら。ごめんね。わからないわ。」
「そうですか、、、。ありがとうございます。」
「いいえ。頑張ってね。」
「はい。」
今の人は23歳くらいのお姉さん。その後4・5人の人に聞いたのにみんな同じような答えだった。
ん?ところで集合場所とか決めてないわよね?あら?まったくしょうがないわね。、、、どうしましょ。ま、とりあえず歩いていれば出会うわよね。
ということでどんどん歩いていると、先ほどの海岸とは別の海岸に出た。よく目を凝らして見てみるとずっと奥の方に島が見える。私は女の勘であの島に行かなくちゃ、と思った。
「でもあの島に行くには――。」
小舟はあるけど私が漕ぐのよね。私しかいないのだし、、、。よし!!
行くしかない!!
「えっと、、、舟が揺れてて乗れないんだけど、、、あ、乗れた。それで、このロープをほどいて、っと。よし、このオールで漕ぐのよね、、、。」




