表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
14/67

1-13 【領域調整】を発動させたが・・・・・・


「第二段階は魔力の集中です」

「そういえば、さっきそんなことを言ってましたね」


 言葉の意味が理解できるが、方法はまだわからない。

 どうやってやるのだろうか?


「流れている魔力を感じることができますよね」

「はい」

「流れている魔力を集中させたい場所に向けてください」

「集中させたい場所か」


 説明を聞いて、少し考えてみる。

 やっぱり魔法を使うのなら、手からのイメージがある。

 しかし、流れている魔力を集中させる場所に向ける方法がわからない。

 とりあえず、筋肉を動かすみたいに・・・・・・


「お?」


 魔力の流れが変わったのがわかった。

 流石に筋肉で動いたわけではないようだ。


「どうやらできたみたいですね」

「はい」

「では、このまま第三段階にいきましょう。自分が起こしたい現象を想像してください」

「もうですかっ⁉ 起こしたい現象を想像か・・・・・・」


 急展開に驚愕するが、すぐに切り替える。

 元々、どのような目的だっただろうか?

 たしか、画面を通さずに【領域調整】を発動させることだったはずだ。

 あの箱を動かそうとしたんだったな。

 つまり、箱に意識を向ければ──


(スッ)

「おっ⁉」


 箱が浮かび上がり、嬉しげな声が漏れた。

 僕と箱の間に何か繋がりを感じた。


「どうやら成功したみたいですね」

「はい」

「では、そのまま箱を動かしてください。壁を越えてね」

「わかりました」


 言われた通りに箱を移動させる。

 先程とは違い、自分の思い通りに動かすことができた。


「よし・・・・・・(ガクッ)あれ?」


 うまく出来たと思った矢先、その場にへたり込んでしまった。

 足に力が入らない。

 一体、どういうことだ?


「魔力の消耗による一時的な倦怠感でしょうね」

「だから、力が入らないんですね」


 こんなことが起こるとは思わなかった。

 まあ、自分のエネルギーを消費するわけだから、おかしな話ではないか。


「しかし、少しおかしいですね」

「何がですか?」

「タケル様の魔力量であれば、倦怠感が起こるほどの消耗ではないはずなんです」

「でも、力が入らないんですけど?」


 僕の言葉を聞き、イスティさんは考え込む。

 僕を見たあと、動かした箱を見つめる。


「なるほど」

「何か分かったんですか?」

「思ったより魔力の消費量が多かったみたいですね。箱の方にかなりの魔力が残っています」

「魔力の使い方に無駄がある感じですか」


 思ったよりも魔力を消費していたようだ。

 だから、こんなに身体がだるいのか。

 しかし、どれぐらい消費したのだろうか?


「そうですね。これだけの魔力があれば、私なら山一つ吹き飛ばせますね」

「はい?」


 想像以上の消費量だった。

 というか、気になることがさらにでてきた。


「山を吹き飛ばせるんですか?」

「これでも四天王ですよ? 戦闘はそこまで得意ではないですけど、その程度なら可能です」

「山を吹き飛ばすのがその程度扱いか」


 想像以上に四天王が凄まじかった。

 研究者がこのレベルであれば、他の四天王はもっと凄いのだろう。

 そんな人たちの上に立てるのか不安になってしまった。


「おそらくですけど、箱との魔力パスに無駄があるのでしょう」

「魔力パス?」


 知らない言葉がでてきた。

 首を傾げると、イスティさんが話を進める。


「簡単に言うと、魔力の繋がりです。先程、動かすために箱と魔力で繋がったのがわかったでしょう?」

「そうですね」

「ですが、空間を通してつながったせいで、魔力のロスがかなり出てしまったようです」

「直接繋がっていないから、消耗が激しかったのか」


 説明を聞いて、状況を理解できた。

 しかし、この距離で魔法を使うだけでこれだけ消耗するとは予想外だった。

 思ったより使い勝手は悪いかもしれない。

 直接繋がっていないだけで消耗が激しくなるなんて・・・・・・ん?


(スッ)


 地面に手をつけ、魔力を集中させる。

 そして、起こしたい現象を思い浮かべる。


(ガガガッ)

「よし」


 床に敷き詰められた石畳が動き、人が入れるぐらいの穴ができた。

 今回は思ったよりも消耗は少ない。

 直接繋がっていれば、ここまで楽に発動できるようだ。


「え?」


 いきなり起こった出来事にイスティさんは目を丸くしていた。








作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。

★5でも★1でもつけていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ